栃木の国保 Vol.71 2021.3/ SPRING

承認を得た。 令和 年度栃木県国民健康保険 団体連合会事業計画 1 基本方針 国民健康保険は、我が国 の医 療保険制度の中核的な役割を 担 い、地域住民の医療の確保と 健 康の保持増進に大きく貢献し て いる。 しかしながら、国保制度 を取 り巻く環境は、生産年齢人口 の 減少、少子高齢化に伴う社会 保 障費の増加、就業構造の変化 な どにより、国 保の制度改 正に よる財政支援の強化が図られ て いるにも関わらず、依然とし て、 厳しくかつ困難な状況が続い て いる。 こうした状況の中、国に おい ては、人生100年時代を見 据 え、誰もが安心でき全世代 型 社会保障制度の 構築を目指し 令和2年度本会通常総会 は新 型コロナウイルス感染症の拡 大 防止のため書面 にて開催され、 令和3年2月 日(木)、議決 事項 議案すべてが原案どおり 可決承認された。 全議案を原案どおり可決承認 本総会では、全 会員から書 面による同意の意思表示を受 け、 報告事項2件と議決事項 議案 について原案どおり可承認 さ れた。 また、その他として、新 型コ ロナウイルスワクチン接種に 係 る費用の請求支払事務の令和 3 年度予算については、市町の 委 託状況(住民票所在地内分 )等 が不明瞭であること、更に現 在 業務処理工程の精査を行って い る状況であるため、令和3年 度 当初に補正予算を編成し、理 事 長専決による対応を行うこと で 「全世代型社 会保障検討会 議」 が設置され、社会保障全般に わ たる改革の議論が進められて い るところである。この改革を 進 めるにあたっては、健康寿命 の 延伸も重要視されており、誰 も がより長く元気に活躍できる よ う、今後、ますます保険者が 予 防・健康づくり事業を積極的 に 推進していくことが重要な課 題 となっている。 また、新型コロナウイル ス感 染症への対応等を含め、医療 保 険分野におけるICTを活用 し た国の新たな取り組みにつ て は、国、県な どの動向を 注視 しながら、ISMS認証の継 続 的改善を図りオンライン資 格 確認の実施への対応として高 度 化・効率化する業務に万全を 期 すとともに、医療(NDBデ ー タ)・介護DB情報の連結向 上 に必要な情報を研究機関など に 提供することになるため、履 歴 照会・回答システム等を活用 し、 本会に課せられた役割を遅滞 な く実施する。 一方、令和元年5月に成 立し た健康保険法等の一部改正に よ り、高齢者の保健事業と介護 予 防の一体的実施などをはじめ と する新たな 取組や国保 連合会 の業務内容について診療報酬 の 審査支払業務などの業務規定 が 明文化されたほか、保健事業 の データ分析業務等が、法的に 位 置づけられるなど本会の機能 強 化が図られることになっている。 特に、国保データベース (K DB)システムによる各種デ ー タ提供等の支援をはじめ、国保・ 後期高齢者ヘルサポート事 業 による保健事業支援など、効 率 的かつ効果的な健康づくり活 動 に貢献することが求められて い るところである。 事業計画・歳入歳出予算 など全議議案案を可決承認 令和2年度栃木県国民健康保険団体連合会通常総会 3 25 21 28 21 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 2

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