栃木の国保 Vol.70 2020.1/ New Year
さくら市市民課 課長 永井 宏昌 私が入庁した 30年以上前、 「花粉症」 という言葉はまだ一般的ではなく、 1 年 のうち半年くらいマスクをかけていた私 は、 先輩方から 「また風邪ひいたの。まっ たく病弱なんだから。 」とよくいじられ ていました。 私自身もその後しばらくは花粉症とい う病気を知り せんでしたが、病気との 付き合いが長いと、自然に自分なりの予 防法?が身についてきます。 まず、長時間外にいると発熱や頭痛・ 鼻水等の症状が重くなり、逆に室内にい ると症状が少し緩和されることに気づき ました。 このため、スキー等の比較的健康的な 趣味からは徐々に遠ざかり、パチ●コ等 のインドア系の趣味へと移行 ていきま した。 (予防法?) こんな私にも 30代半ばに転機が訪れま す。息子が小学生となりサッカーを始め ました 公務員の世の常で、サッカーチーム内 の様々な役をお願いされます。チームに 所属して間もなく、低学年チームの帯同 審判とアシスタントコーチを頼まれまし た。 この頃には私にも花粉症の診断がでて おり、外での活動はできるだけ避けたい と考えていましたので、内心では「嫌だ なあ」 と思っていました。また、 サッカー 経験の少ない私にとっては審判やコーチ をすることは不安以外のなにものでもあ りませんでしたが、いざやってみると意 外と楽しい。 いいえ、 すごく楽しいのです。 はじめこそ、花粉症と日頃の運動不足 から、活動した日の夜は高熱で寝込むこ ともありましたが、少年サッカーに魅了 されてしまった私は、子どもたちとサッ カーをするために様々な花粉症対策を試 みるようになりました。その対策 成果 か、薬の向上か、それとも年齢の は分 りませんが、今では室内でマス を着用している期間は 2か月程度にまで 減少しました。 まもなく花粉症の季節がやってきます。 花粉症の方は、私ば でなく外に出る のは嫌だなあと思っている方もた いらっしゃると思います。でも、しっ りと花粉症対策を講じていれば外に出か けても、症状はそれほど変わりません。 花粉症の同士・予備軍のみなさん、花粉 症に負けず人生を楽しみましょう。 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 11
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