栃木の国保 Vol.70 2020.1/ New Year

新年のごあいさつ 歯科医療を通じて 健康寿命の延伸に寄与 栃木県歯科医師会 会 長 宮 下 均 新年あけましてお ます。 旧年中は、歯科医師会・ 国保組合に対しまして、特 導ご協力を賜り厚く御礼申し上 す。 昨年は、浩宮徳仁様が皇位継承に より天皇に即位し、それに伴い元号 が「平成」から「令和」に改元され ました。新たな元号となり希望に満 ち溢れた時代が築かれることを念願 しているところです。 スポーツ界では、東京オリンピッ クを今年7月に控え、昨年は日本人 の活躍が際立った年でした。全英女 子オープンゴルフでは渋野日向子選 手が日本人で 42年ぶりのメジャー優 勝、 9月からのラグビーワールドカッ プは日本開催となり史上初の決勝 トーナメント進出、惜しくも優勝し た南アフリカに敗戦しましたが日本 人の誇りを世界に示すこ が きた 素晴らしい大会となりました。 しかしながら、気象においては地 球温暖化の影響を受け、規模の大き な数々の台風が発生し、中でも 10月 の台風 19号は国内各地の広範囲に わたり甚大な被害をもたらしました。 本県においても河 数の人々が被災者と 今の異常気象にはこれま 覆されてしまい、防 意識 層高め災害対策の強化に努める が急務であると改めて認識したとこ ろです。 政局においては、春の統一地方選 挙、夏の参議院議員選挙共に自民党 が圧勝し安倍内閣は我が国で最長 政権を継続しています。政府は公約 通り 10月から消費税率を8%から 10%に引き上げ軽減税率を導入しま したが、今後の日本経済 景気の動 向に注目しているところです。また 社会保障制度については安倍総理を 議長とする全世代型社会保障改革検 討会議において団塊高齢化を控える 2025年に向け負担増を焦点に議 論がされています。 なお平成 30年度から都道府県が国 民健康保険の責任主体 なり、安定 的な財政運営や効率的な確保等の中 心的な役割を担っており、このよう に制度改革の転換期に重要な役割を 果たしておられる国保連合会に対し まして深甚なる敬意を表する次第で あり す。 歯科医師国保組合 防・健康づくり等の 事業の実施により保険者 を図っているところです。 さて歯科においては「8020 動( 80歳になっても 20本以上自分の 歯を保とう) 」により、その達成者が 5割を超え大きな成果が出ていると ころですが、その一方で高齢者に対 する口腔機能向上は未だ不十分であ るとの報告もあります。 なお2025年には 75歳以上の人 口が2000万人を超える状況と るため、口の軽微な衰えであるオー ラルフレイルを予防し食べる機能を 守るための取り組みを始めていると ころです。 栃木県歯科医師会は、歯科医療を 通じてこれまで以上に健康寿命の延 伸に寄与できるよう貢献してまいる 所存ですのでご理解を賜りますよう お願い申し上げます。 新春に際し、皆様のご健勝とご多 幸をお祈り申し上げるとともに、国 保連合会のますますのご発展を祈念 し、新年のご挨拶といたします。 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 5

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