栃木の国保 Vol.70 2020.1/ New Year

新年のごあいさつ 薬剤師職能をさらに深めつつ拡充を図る 栃木県薬剤師会 会 長 渡 邊 和 裕 新年明けまして ます。 栃木県国民健康保険団体連 皆様におかれましては、日頃よ 会会務にご協力を賜り、厚く御礼を 申し上げますとともに本会会員が大 変お世話になり感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、日本で開 催されましたラグビーワールドカッ プでの日本選手の活躍により初の決 勝ラウンドに進出し歓喜に湧き、日 本に元気を与えてく した。まさ にО NE TEAМ で日本がひとつ になった瞬間でした。 しかし、その開催期間中に関東を 襲いました台風 19号では栃木県も甚 大な被害を受けました。災害に遭わ れた皆様へ心よりお見舞い申し上げ ますとともに一刻も早い復興を祈念 申し上げます。 今年の干支は子年です。子孫繁栄 を意味しており ています。また、 “オ ヤー”として日本人の活躍 その相乗効果で日本経済にも明 話題を提供してもらいたいものです さて、医療業界に目を向けますと 厚生労働省は団塊ジュニア世代が高 齢者となる2040年を展望し、誰 もがより長く元気に活躍できる社会 の実現を目指し、①多様な就労・社 会参加の環境整備、②健康寿命の延 伸、③医療・福祉サービスの改革に よる生産性の向上、④給付と負担の 見直し等による社会保障の持続可能 性の確保などの方針が示されていま す。 このような中、薬剤師・薬局は、 国民に適切な医薬品を適正に供給で きる体制を確保すること、地域包括 ケアシステムにおける多職種連携に おける薬の専門家として貢献するこ と、疾病予防、 るべくセルフメディケ 援などを行っていくことな 一層その役割の発揮と社会から 要性が求められています。 昨年末、薬機法の改正が国会で承 認されました。今後の薬剤師の対人 業務へのシフトがはっきりと示され ました。かかりつけ薬剤師の充実・ 強化や健康サポート薬局など薬剤師・ 薬局の役割と機能を踏まえ、地域に おける薬局間の連携強化、多職種連 携、地域住民への薬や健康相談への 対応の推進、介護・認知症等の初期 相談や自殺防止対策など薬剤師職能 をさらに深めつつ その拡充を図っ ていく所存です。 結びに、栃木県国民健康保険団体 連合会の皆様のご健勝とご多幸を祈 念申し上げまし 新年のご挨拶とい たします。 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 6

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