栃木の国保 Vol.70 2020.1/ New Year

新年のごあいさつ 効率的かつ効果的な 健康づくりに貢献    国民健康保険中央会 会 長 岡 﨑 誠 也 新年あけましてお ます。 令和最初の新春を迎え、 拶を申し上げます。 皆様には日頃から国保中央会の運 営に対しまして、ご支援とご協力を いただいておりますことに厚く御礼 を申し上げます。 ご案内のとおり、生産年齢人口の 減少、少子高齢化 伴う社会保障費 の増加、就業構造の変化など、国保 制度を取り巻く環境は年々厳しさ 増しており、国保の事業運営は平成 30年 4月の新制度施行後につきまし ても、多くの市町村において一般会 計から多額の繰入を行っているなど、 依然として厳しくかつ困難な多く 課題に直面しております。 このような状況の下、国は人生 100 年時代を見据え、 「誰もが安 心できる全世代型社会保障制度」の 構築を目指し、昨年「全世代型社会 保障検討会議」を設置して、 70歳ま での就業機会の確保や年金受給開始 年齢の選択肢の拡大をはじめとする、 医療、介護を含む たる改革の議論を進 しています。 この改革を進めるに当たって 健康寿命の延伸も重要視されてお 誰もがより長く元気に活躍できるよ う、今後ますます医療保険者が予防・ 健康づくり事業を積極的に推進して いくことが重要な課題となっており ます。 また、昨年 5月に成立した健康保 険法等の一部を改正する法律におい て、高齢者の保健事業と介護予防の 一体的な実施が盛り込まれ、本年4 月から施行されます。 この法律による改正後の高齢者医 療確保法におい 国保連合会及び 中央会は、広域連合間、あるいは 市町村間の連絡調整を行うとともに、 専門的な技術又は知識を有する者の 派遣や情報提供、保健事業の実施状 況の分析及び評価、その他必要な支 援を行う旨の努力義務規定が盛り込 まれ、その役割と責任を果たしてい くことが強く求められています。 具体的には、国保 ( K D B )システムによる各 提供等の支援をはじめ、 高齢者ヘルスサポート事業に 健事業支援など、より効率的かつ 果的な健康づくりに貢献することが 期待されております。 このような状況の中で、本会は、 全国の国保連合会の皆様とこれまで 以上に一体となり、全国知事会、全 国市長会、全国町村会をはじめと る地方団体や国保組合などの関係団 体とも十分に連携を図りながら、保 健事業はもとより、医療費の審査支 払や事務処理システムの開発・運用 など、保険者の皆様の業務支援に総 力をあげて取り組んでまいりますの で、なお一層のご支援、ご協力を賜 りますよう切にお願い申し上げます。 結びに、新しい年が明るく希望に 満ちた素晴らしい一年となることを 心からご祈念申し上げまして、新年 のご挨拶といたし 。 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 7

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