栃木の国保 Vol.70 2020.1／ New Year

健康立国の実現に向けて国保関係 者とともに取り組んでいく 全国の国保関係者約１０００人が参集 した本大会は、古尾谷光男全国知事会事 務総長の開会の辞で開幕した。古尾谷 務総長は、 「国保制度は、昨年度から都 道府県が財政主体に加わる新体制となっ たが、大きな混乱もなく順調に経過 て おり、将来にわたり安定した国保制度を 運営していくには、更に一致団結して行 動することが必要となる」と述べ、全国 知事会として「制度改正時に約束された 毎年の財政支援の確実な実行や新制度の 運営状況の不断な検証を行うこと、子ど もの医療費助成等の地方単独事業実施に 係る国庫負担減額措置の撤廃などを訴え ていきたい」と力強く述べた。 また、 「昨年７月に健康立国宣言をと りまとめ、健康寿命の延伸や暮らしの充 実を含め、持続可能な社会保障制度 構 築が図られるように、各都道府県の先進 優良事例を横展開するようにした」とし、 「健康寿命の延伸は結果として医療費適 正化による国保運営の安定化につながる ことから健康立国の実現に向けて国保関 係者ととも 取り組んでいきたい」と述 べた。 国保を取り巻く環境は少子高齢化に より今後も厳しい状況に 次いで主催９団体を代表して、岡﨑誠 也国保中央会会長（高知県高知市長）が 挨拶を述べた。挨拶のなかで、国保制度 国保中 11月 28日、 東京都・日 国大会」を開 ど９項目の決議を のための公費投入の おける所得調整機能を今 込まれた。大会終了後には 元選出国会議員への陳情を実施 19人が大会へ参加し、うち ７名が陳情活動を行った。 国保制度改善強化全国大会 医療保険制度の早期一本化の早期実現など9項目を決議 開会の辞を述べる 古尾谷光男全国知事会事務総長 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 8