栃木の国保 Vol.70 2020.3/ SPRING

す。また、壬生町と獨協医科大学公衆 衛生学講座との共同研究において、壬 生町の介護や医療と特定健診等のデー タ分析と塩分濃度の検査やアンケート を実施し、健康課題の明確化を図りま す。この三本柱をもとに、地域共同で 健康づくりを実施し、壬生町の健康寿 命の延伸を目指そうというのが健康長 寿のまちづくり推進事業です。 ◆活動概要 みぶまち・獨協健康大学は平成 年度 より始まり、今年度で 年目となります。 平成 年度から平成 年度までは獨協医 科大学の公開講座のほか、ドクターヘリ と救急講話や、壬生の医学史認知症や 糖尿病、在宅医療等についての講座が開 かれ約140名の方が終了されています。 平成 年度、令和元年度については、修 了生の活動報告会という形で実施し、地 域活動の報告や健康に関するパネルディ スカッションのほか、共同研究の中間発 表が行われました。 をテーマにパネルディスカッションを行 い、それぞれが実践している健康法や健 康長寿のためには何が大切か等、大変有 意義なお話を聞くことが出来ました。 参加者からは、塩分の取り過ぎを注意 したい、人と人とのつながりを大切にし、 何事も楽しく参加することが大切だと分 かった、日ごろの運動や社会参加を継続 することが重要等の声がありました。ま た、参加者が少なく残念、多くの人が参 加するためにはどうしたらよいか?等の 課題も上がりました。 ◆令和元年度みぶまち・獨協健 康大学活動報告会について 令和2年2月 日(金)に獨協医科 大学創立 周年記念 館 関湊記念ホール にて令和元年度みぶまち・獨協健康大 学活動報告会を開催しました。 康大公衆衛生学講座の教授及び准教 授から、町との共同研究の中間発表が 行われ、健康寿命延伸の鍵について講 話をいただきました。 また、健康大学修了生の代表者三名が、 教授及び准教授と「私の考える健康法」 ◆今後の展望 令和 年度はみぶまち・獨協健康大 学―ヘルスプロモーション編―と題し、 獨協医科大学公衆衛生学講座との分析を もとに、公衆衛生学講座の先生と共に、 健康リーダーをスタッフとした自治会単 位の 教室を検討中です。併せて、健 康リーダーの育成行い、健康寿命の延 伸に向けて、健康リーダーを中心に住民 がより主体的に健康に関する知識を得な がら、健康行動を実践できるようにして いきたいと考えています。 25 7 25 29 30 14 30 2 令和元年度みぶまち・獨協健康大学活動報告会での共同研究中間発表の講 話の様子 令和元年度みぶまち・獨協健康大学活動報告会での修了生代表によるパネ ルディスカッションの様子 みぶまち・獨協健康大学学長である小菅一弥壬生町長、副学長である吉田 謙一郎獨協医科大学学長より講評をいただいている様子 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 21

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