栃木の国保 Vol.70 2020.3/ SPRING
事務運営等の改善 重点目標の取り組み方針 ⑴ 国民健康保険事業の安定的運営 国民健康保険事業の安定的運営に向けて 保険者と連携を密にし、事務の効率化、調 査研究、価値ある情報の提供に努める。 また、医療保険制度を将来にわたって持 続可能で安定的な制度にするため、引き続 き国保関係者が一丸となり、国民健康保険 事業の安定運営に向けた運動を展開する。 ⑵ 成果を上げる国民健康保険・後 期高齢者医療診療報酬審査支払 事業等の展開 審査事務共助の充実強化、審査委員会 への情報の提供などによる効率的なレセ プト審査体制強化を図りつつ、審査支 援システム等の活用をするとともに審査 基準の統一化に取り組み、業務プロセス の見直しなどの効率化を進めながら、国 保総合システムを活用した審査の更なる 精度向上に努める。 また、普通交付金収納事務、出産育児 一時金等支払業務及び風しん追加的対策 事業に係る請求支払業務について、適正 な事務処理に努める。 更には、後期高齢者医療事務代行業務 についても、効率的な事業展開に努める。 ⑶ 共同事業の効率的推進 保険者事務共同電算処理事業等の更な る事業の拡充を図るため国保総合シス テムの機能改善による保険者事務の効率 化と国保情報集約システム及び国保デー タベース( K D B )システムの適正な運 用を図るとともに、本会が保有するデー タを活用し、保険者ニーズに沿った価値 あるデータの提供を行い、保険者支援の 充実に努める。 また、第三者行為損害賠償求償事務に ついては、「個人賠償責任保険等に加入 しているすべての案件(高齢者施設事故・ 傷害事故等)」を引き続き試行的に実施 するとともに、求償金の滞納防止に努め、 保険者事務の効率化を図る。 さらに、海外療養費不正請求対策支援 業務の適正な事務の執行と国保税賦課シ ミュレーション支援事業の充実に努め、 事業の推進を図る。 ⑷ 実効性のある保健事業の支援強 化と特定健診等データ管理業務 の適正執行 生涯元気で活力ある地域づくりを支援 するための人材育成、国保データベース ( K D B )システムからの医療データの 活用などに基づく保健事業を推進すると ともに、栃木県保険者協議会を通じ、地 域・職域保険の連携強化等により保健事 業の実効性を高めるなど市町保健事業の 支援を行う。 また、医療保険情報を活用したデー タ分析・生活習慣病(予備群)減少の ためのデータ提供活用支援、高齢者の 保健事業と介護予防の一体的な実施の 推進並びに人工知能「とくナビ I」 を活用した受診率向上支援の充実強化 を図る。さらに、特定健診等のデータ 管理業務の適正執行を行い、保険者事 務の効率化に努める。 ⑸ 介護保険・障害者総合支援事業 関係業務の適正執行 介護給付適正化対策事業の積極的推進 による保険者支援の強化を図るとともに、 介護給付費等審査払業務、障害者総合 支援給付費及び公費負担医療等審査支払 業務の適正執行、並びに介護サービスの 質的向上を図る。 また、令和 年 月本稼働予定の介護保 険・障害者総合支援システムの完全一拠点 化を見据え、国保中央会と連携し本稼働に 向けた対応を図るとともに、当該システム の運用について適正な執行に努める。 ⑹ 新規事業への対応 本会中期事業計画に基づき、保険者の ニーズに対応した事業を実施するとも に、令和 年度に予定されている各種シ ステム(データ集配信システム・オンラ イン請求システム等)の機器更改対応に 万全を期すとともに、オンライン資格確 認の実現に向けた各種システム改修など を進める。 また、医療費適正化の推進を図るた め、重複服薬者等訪問指導等支援事業 を展開し、更なる保険者支援の充実を 実現する。 ⑺ 成果を生み出す組織体制・事務 運営等の整備 保険者に満足してもらえる成果を生み 出す事業を効果的に進めるため、令和 年度本会事計画の重点目標の取り組み 方針に沿って務局体制の整備、職員の 資質の向上、事務運営の改善に努める。 また、組織の運営と業務の信頼性・有効 性確保のため、情報セキュリティ強化に 努める。 3 A 2 5 2 2 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 5
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