栃木の国保 Vol.70 2020.3/ SPRING

芳賀町は、栃木県の南東部で、県都 宇都宮市の東に位置する、緑豊かな自 然と古い歴史に支えられてきた町です。 町のほぼ中央を五行川と野元川が流れ ており、県内屈指の米どころとして知 られる水田地帯が形成されています。 また、いちごや梨などの果樹栽培や野 菜類などの都市近郊型農業が盛んで、 なかでも県内有数の産地を誇る、幸水・ 豊水は芳賀梨として有名であり、近年 はにっこりの栽培奨励にも力を入れて います。一方、町の西部の台地には大 規模な芳賀工業団地や芳賀・高根沢工 業団地が整備され、多くの優良企業が 進出し、農・工・商バランスとれ 発展を遂げてきました。 現在芳賀町では、宇都宮市と共同で LRT(次世代型路面電車)の整備を 進めております。JR宇都宮駅東口か ら芳賀工業団地でを結ぶ路線で早期 の開業を目指していす。また、既存 工業団地に隣接した芳賀第2工業団地 の造成を進めており、LRTを基軸と した新しい人の流れを促進し、産業等 の活性化や定住口の増加などにつな げます。「躍動する芳賀町 未来へ つなげよう」の将来像を実現するため、 「住んで良かった」と思われる魅力あ るまちづくりに取り組んでいます。 さて、芳賀町の国保運営協議会会長 を務められる小林一男氏は、平成 年 に芳賀町の町議会議員に当選され、現 在4期目在職中です。その間議会運営 委員会はじめ各常任委員会の委員長、 監査 等の要職を歴任されています。 また、令和元年5月から公益代表とし て協議会の委員になられ、当初から本 協議会の会長として芳賀町の国民健康 保険事業の運営にご尽力をいただいて おります。 小林会長は、町内小中学校PTAな どでつくる任意団体「いいやんべな会」 代表も務められ、子ども達との熱気球 の搭乗体験イベント等活動にも熱心に 取り組んでおられます。国保を取り巻 く環境は、少子高齢化や医療費の増加 により大変厳しい状況ですが、パワフ ルな小林会長の豊富な知識と経験を活 かし、今後も本町安定した国保運営 のためにご活躍いただけますことをご 期待しております。 会長の一言 19 国保財政の安定は、特定健康診査受診から 国民健康保険の厳しい財政状況の大きな要因は、生活習慣病が悪化す ることにあります。レセプト点検から糖尿病等の予備軍を早期に見つけ 指導することにより、透析に至らしめないことが何より重要です。 今後とも特定健康診査の受診率向上並びに特定保健指導の実施率向上 に努め、重症化の防止を進めてまいりたいと思います。 小 こ 林 ばやし 一 かず 男 お 芳賀町 国保運協会長プロフィール 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 7

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