栃木の国保 Vol.70 2020.7/ SUMMER

那須町は、栃木県の最北端に位置し、 那須連山と八溝山地の間に広がる自然 環境豊かな町で、那須御用邸を有す 皇室ゆかりの地でもあります。北西部に は那須連山の主峰茶臼岳がそびえ、今な お煙を吐き続けており、その南斜面には 1380 年の歴史を持つ那須温泉郷があ り観光の名所となっています。山麓地帯 には、別荘地やテーマパークがあり、高 原地帯には傾斜を利用した酪農が続き、 中央・東部地区には水田が広がっていま す。また、南東部の伊王野・芦野地区は 源義経や俳人松尾芭蕉にまつわる多くの 史跡のほか林業・石材業の町としても発 展を続けています。 本町では、町民の皆様に「那須町に住 んで本当に良かった」と心から思っても らえるよう、将来に予想される社会の変 革に柔軟に対応していくための基盤整備 に重点を置いた町政運営を進めています。 昨年度は、那須町の将来を担う大切な 子供たち、手厚い子育て・教育環境を 整えるため、「那須町すこやかこども基 金」を創設しました。本年度はこの基金 を活用した教育 I C T 環境のさらなる整 備・充実を進めていきます。また、町行 政の中心である黒田原地区に子育てファ ミリー向けの集合住宅を P F I の手法に より整備し、定住・移の促進を目指し ています。 さて、那須町の国保運営協議会会長を 務められている鈴木友実会長は、平成 年に那須町自治会連合会会長に就任され、 現在 人いる各地区自治会長のリーダー として、また、町民と行政とを結ぶ頼れ るパイプ役としてご活躍されております。 また、本協議会においては、平成 年か ら委員、平成 年から会長として本町の 国民健康保険事業の運営ご尽力をいた だいております。 国保を取り巻く環境は、少子高齢化や 医療費の増加、また現在、世界全体に脅 威を与えている新型コロナウイルスとの 闘いといった厳しい状況にありますが、 鈴木会長の住民目線の豊かな知識と経験 を活かし、健全で安定した国保運営の実 現に向けてご活躍されますことを期待し ております。 会長の一言 30 90 30 31 切れ目のない保健事業を目指して 全ての町民が、健康で豊かな生活を送るためには、本人の特性や状況 に対応した切れ目のない支援が必要です。 国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険の取り組みをうまく連携さ せ、保健事業を一体的に実施することができるよう私たち委員もバック アップしていきたいと思います。 国保運協会長プロフィール 鈴 すず 木 き 友 とも 実 み 那須町 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 10

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