栃木の国保 Vol.70 2020.9/ AUTUMN

左から小林主事、宮崎保健師、新里係長 31 ◎野木町の概況 平成29年度 平成30年度 令和元年度 総人口(人) 25,686 25,612 25,564 総世帯数(世帯) 10,467 10,618 10,740 国保被保険者 加入世帯数(世帯) 3,910 3,839 3,757 被保険者数(人) 6,527 6,291 6,110 被保険者加入率(%) 25.4 24.6 23.9 保険料(税) 収納状況(現年分) 一人当たり調定額(円) 100,494 102,315 103,711 収納率(%) 95.86 96.02 96.36 一人当たりの療養諸費費用額(円) 275,752 273,830 289,982 特定健診・特定 保健指導の状況 特定健診受診率(%) 27.3 34.4 33.1 特定保健指導実施率(%) 14.2 12.3 14.6 住民課 小林主事 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 11 画を行っているといいます。今 回の影響により、受診率が低迷 することを懸念して「保健衛生 事業団と連携図りながら可能 な範囲での受診勧奨を行い、受 診率の維持に努めていく予定で す」と受診率の向上に対する意 欲的な姿勢が伺えま。 県内でも珍しい ワンストップサービスの提供 野木町では、結婚・出産・育児・ 子育て・医療・介護・福祉などの 相談窓口を一本化することによる ワンストップサービスの提供と、 他世代間交流や健康づくり、生き がいづくりを推進するための「総 合サポートセンター」が平成 年 4月よりオプンし、町民から好 評を得ているようです。 また、宮崎保健師は「野木町 で急速に進んでいる高齢化や生 活習慣病が増加して 中、健 康寿命を延ばして生活の向上を 図るために、これらの取組を積 極的に行っています。町民・地 域・行政が互いに協力しながら、 みんなで健康なまちづくりを推 進していきたいと思っています」 と、今後についての抱負を述べ ます。 町民との対話を通じて成長 最後に、入庁1年目の住民課 保健医療係の小林主事にお話を 伺いました。小林主事は「初め の頃は全てが分からない状態で、 窓口に来られる方の対応は特に 大変でした。しかし、新里係長 を始めとする周りの方に助けて もらい日々の業務を進められて います。今後も町民の方々の話 を聞きながら色々なことを覚え、 成長していきたいと思います」 と話します。 県内の他市町との連携 取材をする中で新里係長は、 電話での問合せや、会議の場で の意見交換などをして、県内の 他市町との情報共有行ってい るとのお話がありました。 他市町との情報共有や関係各 課との連携を図ることによって 様々な課題を乗り越え、国保運 営を支えている野木町。横の繋 がりの大切さを改めて実感する 取材となりました。

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