栃木の国保 Vol.70 2020.9／ AUTUMN

鹿沼市は、栃木県央西部に位置し、首 都から１００㎞圏内にあり、東北自動車 道や北関東自動車道、ＪＲ日光線や東武 日光線などの交通網により、アクセス性 に大変優れ、暮らしやすいまちとして発 展してきました。 豊かな森林資源と奥深い山々を源とす る幾筋もの清流は、美しい景観と多様な 農林産物の恵みをもたらし、豊かな自然 やゆとりのある時間の中で育まれた市民 の人情やぬくもりは、本市の大きな魅力 です。 長い歴史や地域の特色ある文化に培わ れた技術や産業は、今なお大切に受け継 がれています。本市の豊か森林や良質 な木材の証である「森林認証」を取得し た鹿沼産が、「新国立競技場」の屋根 や庇に使用されました。さらに、東京オ リンピック・パラリンピックの「選手村 ビレッジプラザ」といった世界が注目す る晴れの舞台で、地元産の森林認証材が 活用されることに、この上ない喜びと誇 りを感じるとともに、林業振興の弾みと なることを大いに期待しています。 さらに本市は、全国一のいちご産地で ある栃木県の中でも、生産の歴史や出荷 量、品質において高い信頼を得ている有 数の産地のひとつです。 そこで、市のイメージアップシンボル を「いちご」とし、「いちご市」宣言を はじめ「いちごづくし」のシティプロモー ションを推進しています。 さて、鹿沼市の国保運営協議会会長を 務められている奈良部実会長は、平成 年２月か長きにわたり本協議会の会長 として、国保事業の運営にご尽力をいた だいております。 また、平成 年に鹿沼市自治会連合会 会長に就任され、各地区自治会長のリー ダーとして、また、市民と行政を結ぶ架 け橋としてご活躍いだいております。 少子高齢化や医療費の増加に加え、新 型コロナウイルス感染症拡大より 国保を取り巻く環境はさらに厳しくなる ことが想定されますが、奈良部会長の豊 かな知識と経験を活かし、今後も本市の 安定的国保運営のためにご活躍いただ きますことをご期待しております。 会長の一言 25 29 国保制度の安定運営に向けて 国民健康保険は、国民皆保険制度を支える重要な役割を果たしています。 しかし、少子高齢化や医療費の増嵩などにより国保財政は大変厳しい状況 になっております。 このような中、医療費適正化を推進するため糖尿病重症化予防事業など の保健事業を積極的に取り組むことで、より一層の国保運営の安定化のた めに尽力してまいります。 国保運協会長プロフィール 奈 な 良 ら 部 ぶ 　実 みのる 鹿沼市 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 6