栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR

▲医療保険課のみなさん (左から須長主事補、湯本主任、村上主事補、 川田係長、関塚主査) ▲健康増進課のみなさん (左から野尻主査、田中主査、伊東係長、上岡主任、篠﨑技師) ↑佐野市で作成している 『健診スタートブック』 50 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 14 を得ているそうです。 今年度の健診実施状況について は、「集団健診の実施が難しい点 がありますが、今年度も一人でも 多くの人に受診していただけるよ う、開始時期を一カ月遅れ形で 実施上限人数を定めて実施してい ます。更に、受付前の検温・コロ ナ用問診票を使用しての体調調査 を基に当日の実施の判断をしてい ます」と実施にあたり感染症予 防対策に努めているといいます。 方からは通院している患者さんに も健診受診を勧めやすくなったと の声も頂いています。それでもな お、通院している方の健診受診に は伸び代があるため、ワンステッ プ踏み込んだ取り組みが必要と考 えています」と、課題をあげなが らも、「今年度栃木県が実施す 『かかりつけ医との診療情報連携 モデル事業』に参加しています。 佐野市では1,000人程が対象 となっているため、少しでも受診 率が上がればと考えています」 新たな事業に期待を寄せます。 このように医療保険課では従来 の業務に加え、疾病予防や健康づ 更に、「現在、高齢者の保健事 業と介護予防の一体的実施の令和 4年度開始に向け、4課6係が関 係する全庁的な事業として関係課 間で調整を続けています」 と話し、 課をまたがることから、横の連携 を密にして取り組む姿勢が感じら れました。 保険者努力支援制度の評価指標 の中でも、現在マイナス算定と なってしまっている特定健診の受 診率向上については、特に力を入 れているといいます。「令和元年 度から集団健診・個別健診を無料 化にしたことにより、病院の先生 くり等の保健事業関連業務へシフ トチェンジしてきたといいます。 続いて、特定健診・特定保健指 導の取り組みについて健康増進課 のみなさんに伺いました。「各種 受診券とクーポン券、健診案内な どを一冊にまとめた『健診スター トブック』を全対象者へ送付して います。また、集団健診と診療開 始時間前に小集団で実施するはや おき健診は健康増進課への予約、 個別健診は市内に約 か所ある協 力医療機関に予約・受診していた だく形で実施しています」 と話し、 土日・祝日の日程や女性のみの受 付日、夏季の早朝受付日を設ける など、試行錯誤しながら多くの 民が受診できる環境を整えている とのこと。なかでも、今年度はイ オンモール佐野新都市で実施し、 受診後にそのまま買い物や食事に 行けることから、受診者から好評 特定健診の受診率向上 受診場所の多様化 コロナ禍中の実施

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