栃木の国保 Vol.71 2021.1／ NEW YEAR

佐野市職員 考案 ペイジー口座振替推進キャンペーンガール ｢おさまるこ｣ ©るみこ 口座振替 受付中!! キャッシュカード１枚で 申し込みできます ２９ 22 27 ◎佐野市の概況 平成29年度 平成30年度 令和元年度 総人口（人） 119,348 118,450 117,706 総世帯数（世帯） 51,122 51,379 51,872 国保被保険者 加入世帯数（世帯） 17,965 17,355 17,205 被保険者数（人） 29,523 28,000 27,349 被保険者加入率（％） 24.8 23.6 23.2 保険料（税） 収納状況（現年分） 一人当たり調定額（円） 106,739 97,959 96,951 収納率（％） 92.8 93.6 93.3 一人当たりの療養諸費費用額（円） 325,841 329,313 341,817 特定健診・特定 保健指導の状況 特定健診受診率（％） 22.9 25.4 27.9 特定保健指導実施率（％） 24.5 18.7 16.3 ▲医療保険課 仲山主事 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 15 受診率が低迷し、特定健診特定 保健指導実施計画の目標値と現状 の乖離が大きい佐野市ですが、取 り組みの効果から平成 年度には ・９％であった受診率、令和 元年度には ・９％と３年間で約 ５％も上昇しています。 しかし、それに伴い対象者が増 加傾向にある特定保健指導につい ては、「前年度までの参加を理由 に断られるケースが増 加しており、 リピーター対策と体制や周知の部 分の見直しを行っていかなければ ならないと考えています」と現在 の課題もお話しいた だきました。 今後の抱負を伺ったところ、 「健 康づくりを通して、最終的には “佐野市に住んでよかった” と思っ てもらうきっかけをつくり、市民 の心の豊かさに繋がればと思って います」と話され、数値だけに捕 らわれず、市民の健康に繋がる業 務に努める前向きな姿勢を感じま す。 保険税については、収納課と医 療保険課のみなさんにお話しを伺 いました。 まず、医療 課では、「収納 率向上対策として毎年一斉更新前 の６月に、８月以降短期証にる 可能性がある世帯に納付案内を送 付し、それで も納付が無い場合は、 特別な事情を確認する通知を送付 しています。収納課と連携しなが ら行っている臨戸訪問は今年度の 実施は控え ますが、滞納者と 接触する機会を積極的に作ってい ます」と、市民に寄り添った形で 新たな滞納を防止するよう努めら れているとのことでした。 また、日本語による制度の説明 が難しい外国人被保険者に向けた 取り組みとして、「佐野市のホー ムページは全部で７カ国語の言語 の設定が可能となっています」と 話し、国保の概要が書かれたリー フレットに佐野市ホームページの ＱＲコードを掲載し、併せて確認 してもらうことで、国保制度への 理解を深める取り組みを行ってい るとのこと。 収納課の取り組みとしては、 「納 税相談員を配置し、滞納者への臨 戸訪問を行う他、今年度からは バーコードを読み込むことで簡単 に納付が可能となる、ＰａｙＰａ ｙを導入しました」と、納税しや すい環境を整えることで収納率の 向上が期待されます。 様々な業務を通じて、市民の健 康と健やかな暮らしを支える佐野 市。市民が住みやすいまちづくり への取り組みを知ることができた 取材となりました。 実施率向上による新たな課題 ” 佐野市に住んでよかった “ を目指して 保険税滞納の早期防止 ＰａｙＰａｙによる 収納率向上への期待