栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR

令和2年 月 日(火) 於宇都宮市文化会館小ホール 国保事業の健全な運営を目指し、研修会を開催 令和2年度国民健康保険運営協議会委員研修会 研修会は、本会と栃木県国民健 康保険 運営協議会長会(会長・中山富 夫足利市 議会議員)との共催で、国民健 康保険運 営協 委員の国保に関する認識を深 め、県内国保事業の健全な運営 に寄与す ることを目的として、 宇都宮市内で開催。 国民健康保険運営協議会委員及 び関係職 員等111人が参加した。 また、今回は新型コロナウイル ス感染 症の感染拡大予防として入口で の検温や 消毒対応のほか、座席について も間隔を 取る対策を行っての開催となっ た。 保険者の共同目的達成機関とし ての責務 初めに、主催者挨拶として広瀬 寿雄理 事長(下野市長) (代読=篠﨑直樹常務 理事)は、保険者努力支援制度 について ふれ、「本会の取り組 みが、保険者機能 の強化、また、保険者努力支援 制度の評 価に結びつくよう今後もより 一層、保 険者支援を充実させて参りたい 」と述べ、 「保険者の共同目的達成機関としての責 務を十分に認識し、最大限の努 力をし いきたい」とした。 国保の健全な運営に努めていく 続いて、中山富夫会長は我が国 の国民 健康保険の財政状況についてふれ、 「収 納率の上昇はこれで8年連続と なり、各 保険者においても相当なご尽力 をいただ いているところではあるが、近 年の全国 で第 位という結果を踏まえると、引 き 続き積極的な取り組みが求めら れるとこ ろ」と、現状の課題である財政 難につい て述べた。 また、来年3月より導入予定の マイナ ンバーカードを用いての医療機 関等の窓 口利用について「今後、中間サ ーバー への加入者情報の登録作業や、 個人を識 別するための二桁枝番付きの被 保険者証 の発行を行うこととなっており 、遺漏の ないよう対応する必要がある」 とし国 保の健全な運営に努めていく考 えである とした。 収納率の向上や医療費の適正化 など国保 事業の安定的な運営に向け 来賓挨拶は栃木県保健福祉部国 保医療 課課長山本正美氏が登壇。国民 健康保険 制度を取り巻く状況について述 べ、栃木 県国民健康保険特別会計の令和元年度 10 13 46 ▲主催者挨拶(代読)をする 栃木県国民健康保険団体連合会 篠﨑 直樹 常務理事 REPORT リポート 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 24

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