栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR
決算状況は「医療費の増額に伴い療養 給付費負担金の増額等によって歳入は 1864 億円と前年度比 億円増額と なっており、歳出は保険給付費 等の増額 により 1799 億円と前年度比 億円増 額となっている」と、差し引き 億円黒 字となっていることを述べた。 また、今年度が最終年度となる 栃木県 国民健康保険運営方針について、 「令和 3年度から5年度までの運営方 針を定め るにあたり、国からの策定要領 を参考に 市町や県運営協議会のみなさま の意見を 踏まえ、運営方針を改定したい 」と、国 民健康保険が将来にわたり持続 可能な制 度となるよう収納率の向上や医 療費の適 正化など国保事業の安定的な運 営に尽力 していく考えを述べ、運営協議 会の委員 においは、市町の取り組みに 理解と協 力を賜るようお願いした。 続いて、栃木県国民健康保険団 体連合 会理事長感謝状贈呈式を執り行 った。国 保の事業運営において長年にわ たり尽力 された方を表彰するもので、6 名の国民 健康保険運営協議会委員が受賞 した。今 回は出席した中山氏が登壇し、 本会理事 長より感謝状が贈呈された。 (受賞者は次のとおり) “人もまちも健幸になろう” 講演は、国民健康保険運営協議 会委員 の国保に関する知識を深め、栃 木県内国 保事業の健全な運営に寄与する ことを目 的としている。今回は講師とし て筑波大 学人間総合科学学術院教授の久 野譜也氏 を招き「人もまちも健幸になろ う」と題 した講演が行われた。 前半は、昨今のイベント自粛な ど運動 機会の減少による生活習慣病患 者や要介 護認定者の増加、被保険者の健 康面への 影響について。後半は、久野氏 が提言す るスマートウエルネスシティ構 想を実践 している保険者の実績及び研究 データを 基に、無関心層への働きかけの重要性、 実施している事業の見直しの必 要性につ いて、実際の映像等を用いて講 演があっ た。 健康づくりの重要性を学ぶこと ができ る実りある研修となった。 74 25 65 栃木県国民健康保険団体連合会理事長感謝状贈呈者名簿 保険者名 職 名 氏名(※敬称略) 1 足 利 市 国民健康保険運営協議会委員 中山 富夫 2 大田原市 国民健康保険運営協議会委員 菊池 隆雄 3 市 貝 町 国民健康保険運営協議会委員 濱口佳奈子 4 野 木 町 国民健康保険運営協議会委員 上原 信録 5 那 須 町 国民健康保険運営協議会委員 阿久津一宏 6 那珂川町 国民健康保険運営協議会委員 谷田 伊代 ▲来賓あいさつする栃木県 保健福祉部 国保医療課 山本 正美 課長 ▲表彰を受ける栃木県国民健康保険運営協議会長会 中山 富夫 会長 (足利市国民健康保険運営協議会委員) 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 25
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