栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR
保険料(税)徴収事務担当者 研修会(応用編 令和2年9月 日(水)本会9階大会 議室において、 の徴収事務 に3~5年程度従事している担 当市町職 員を対象とした「令和 2年度保険料(税) 徴収事務担当者研修会(応用編) 」を開 催し、国民健康保険料(税)の 徴収事務 に従事する市町職員等 人が参加した。 今回の研修では、講師に特定非 営利活 動法人ローカルガバメント・ネ ットワー ク理事長の堀 博晴氏を迎え、 「捜索から 動産の公売まで」と題し、 捜索について・ 動産の公売について・その他の 具体的な 事例についての3点を中心とし た講義が 行われた。 まず初めに、捜索の実施を躊躇 する担 当者に対して「最初は失敗を考 え、消極 的になってしまうこともあると 思います が、捜索に失敗はありません」と話し、 県内で捜索を実施している自治 体は少な いが、積極的に行っていくべき ものであ ることを訴えた。 堀氏は滞納者に対する対応や実 際のイ ンターネット公売の流れについ て資料を 基に、自身の経験談を交えながら説明 し、捜索は国税徴収法第142 条による 相手の同意や令状がいらない強 制調査で あり、滞納者のためにも捜索は 行うべき ものであると強く訴えた。 受講者のアンケートでは「ノウ ハウを 学ぶことができた」 「今後は私たちが頑 張らなければならない」 との声があがり、 担当者にとって実りある研修会となっ た。 令和2年度 療養費適正化研修会 令和2年 月 日(月)本会9階大会 議室において、市町・国保組合 ・後期高 齢者医療広域連合・栃木県の療 養費担当 者 人が参加し、県による講義及び 宇都 宮市、真岡市の事例発表が行わ れた。 今回の研修は柔整及びあはき療 養費の 支給の適正化・ 標準化に向け、内容点検 ・ 患者調査の基準や実施方法に基 づく不正 請求対策等を情報共有すること で今後の 保険者における保険給付の適正 な実施及 び療養費の適正化を図ることを 目的とし て行われた。 まず、栃木県保健福祉部国保医 療課の 福島係長、尾花主任、齋藤主任 の3名が 講師となり、「療養 費支給の適正化に向 けて」と題して、不正又は不当 な請求事 案への対応や柔道整復療養費の 点検事務 や制度の状況について講義いた だいた。 その後、実際に保険者で行って いる柔 道整復療養費の点検方法つい て、宇都 宮市と真岡市が事例を発表した 。 宇都宮市の山口主任は、 「独自に作成 している『柔整点検ファイル』 を突合さ せ医科(外科・リハビリ・整形 外科)で 同一月に療養費の請求がある対 象を絞り 込み、併給 点検を行っています」と話し、 実際に行っている処理方法と併 せて説明 があった。 次に、真岡市の飯塚副主幹より 、毎月 実施している被保険者向けのア ンケート (3ヵ月を超える長期継続で月 回以上 の頻回傾向にある被保険者)の 実施手法 や工夫点、正しい受診の知識(考え方) のPRについて、具体的な事例 を交えて 説明があった。 他市町での取り組み情報を知る ことが でき、参加 者からは「参考になった」 「活 用を検討する」との声もあがる 研修会と なった。 30 28 11 30 30 15 捜索について講義を行う堀氏 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 26
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