栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR

新年のごあいさつ 人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ” 栃木県 知 事 福 田 富 一 77 22 30 12 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 3 栃木県国民健康保険団体連合会会 員 の皆様、あけましておめでとうご ざい ます。 会員の皆様には、日頃から、国民 健 康保険事業の円滑な運営に格別の 御協 力をいただき、厚く御礼申し上げ ます。 さて、昨年、世界に拡大した新型 コ ロナウイルス感染症はあらゆる 社会 経済活動に大きな影響を及ぼして おり、 県民生活や地域経済は先の見えな い不 安と危機の中にあります。現下の 感染 状況や経済動向等を的確に見極め なが ら、県民の命と健康を守り、県民 生活 や地域経済へ影響の最小化を図 るた め、必要な 対策に万全を期して 参ります。 また、令和元年東日本台風で受け た 甚大な被害からの復旧・復興に着 実に 取り組むとともに、気候変動の影 響に より頻発・激甚化する自然災害に 備え、 災害対応力の更なる強化を図って 参り ます。 現在、県では、栃木県重点戦略「 と ちぎ元気発信プラン」に続き、令和 3( 2021 )年度から5年間の県政 の基本指針となる「とちぎ未来創 造プ ラン(仮称)」の策定を 進めておりま す。プランに掲げる本県の目指す 将来 像「人が育ち、地域が活きる 未来に 誇れる元気な“とちぎ ”」 の実現に向け、 「人材育成」、 「産業成長」など5つの 重点戦略により、とちぎの未来を 担う 人づくり、未来技術を活用した次 世代 産業の創出・育成、県民の健康づ くり、 防災・減災対策など、新しいとち ぎの かたちを描き、次の世代につなげ る取 組を積極的に推進して参りたいと 考え ております。 今年の夏には、1年延期となった 東 京 2020 オリンピック・パラリン ピック競技大会が開催され、来年 には、 本県で第 回国民体育大会「いちご一 会とちぎ国体」及び第 回全国障害者 スポーツ大会 「いちご一会とちぎ大会」 が開催されます。これらの成功に 向け て、県民の皆様をはじめ、市町や 関係 機関等と連携して、万全の準備を 進め て参りますともに、開催を契機 とし て、本県の魅力・実力を国内外に 効果 的に発信することにより、栃木県 の魅 力を広めていただく「栃木ファン 」の 創出・拡大に努めて参ります。 国民健康保険につきましては、平 成 ( 2018 )年度から県と市町が一 体となって国保事業を実施するこ とに 伴い統一的な方針として策定した 「栃 木県国民健康保険運営方針」を、 昨年 月に改定しました。改定後の運営 方 針では、引き続き、国財政の将 来的 な見通しや納付金の算定方法など 財政 運営に係る基本的な考え方を示す とと もに、国保財政の改善に向け、市 町に おける収納率の向上や医療費の適 正化 などの取組を推進することとして おり ます。 改定にあたり、多くの皆様に貴重 な 御意見、御助言を賜りましたことに、 心から感謝申し上げます。今後も 同方 針に基づき、安定的な財政運営並 びに 市町の国保事業の広域及び効率 的な 運営の推進を図るよう取り組んで 参り ますので、引き続き皆様の御協力 をお 願いいたします。 本年が皆様にとって素晴らしい年 と なりますことをお祈り申し上げま して、 新年のごあいさつといたします。

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