栃木の国保 Vol.71 2021.1/ NEW YEAR

新年のごあいさつ 「ウィズコロナ時代」を 共に乗り越えてゆく 国民健康保険中央会 会 長 岡 﨑 誠 也 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 7 新年あけましておめでとうござい ます。 令和3年の新春を迎え、一言ご挨 拶を申し上げます。 皆様には日頃から国保中央会の運 営に対しまして、ご支援とご協力を いただいておりますことに厚く御礼 を申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルスの急 激な感染拡大により、世界中が大き な被害に見舞われました。 最前線で治療や感染防止策に懸命 に取り組んでおられる医療関係者や 自治体関係者などの皆様に敬意を表 しますとともに、各地でお亡くなり になられた方々のご冥福と、感染さ れました方々の一日も早い回復をお 祈り申し上げます。 我々、国保関係者においては、国 民の健康と命を守る国民皆保険一 翼を担う重要な立場から、本年にお きましても国保事業はもとより、新 型コロナウイルス感染症対策をはじ めとする様々な事業の実施に万全 期してまいりす。 さて、本格的な少子高齢化と人口 減少が進む中で、国においては、す べての世代が安心感と納得感の得ら れる「全世代型」の社会保障制度へ の転換をめざし、これを将来の世代 にしっかりと伝えるべく、様々な改 革を進めているところであります。 医療分野においては、後期高齢者 医療制度の見直しや医療提供体制の 改革に加えて、マイナンバーカード を使い、患者さんの最新の保険資格 をその場で自動的に確認できるオン ライン資格確認制度が本年3月から スタートする予定です。 本会はこの制度のシステム開発と 運用に携わっておりますがこの仕 組みを活用したデータヘルス改革の 様々な取組が始まることとなってお ります。 一方、国保を取り巻く状況は、医 療費の増高や低所得者の増加といっ た構造的な問題が依然として続いて おり、さらに新型コロナウイルスの 感染拡大の影響よ、国保の被保 険者の保険料減免の増加なども見ら れ、国保の事業運営は今年も厳しい 状況が続くことが見込まれます。 本会といたしましても、全国の国 保連合会の皆様とこれまで以上に一 体となり、全国知事 会、全国市長 会、全国町村会をはじめとする地方 団体や国保組合、後期高齢者医療広 域連合などの関係団体とも十分に連 携を図りながら、保健事業はもとよ り、医療費の審査支払や事務処理シ ステムの開発・運用など、保険者の 皆様の業務支援に総力をあげて取り 組み、こ「ウィズコロナ時代」を 共に乗り越えてゆく所存であります ので、なお一層のご支援、ご協力を 賜りますよう切にお願い申し上げま す。 結びに、コロナ禍が早期に収束し、 新しい年が明るく希望満ちた素晴 らしい一年となることを心からご祈 念申し上げまして、新年のご挨拶と いたします。

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