栃木の国保 Vol.71 2021.3/ SPRING

巻 頭 言 壬生町 町長 小菅 一弥 11 18 40 27 12 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 1 壬生町は、栃木県の中南部に位置 する、人口約4万人の町です。その 歴史は古く、今も数多く残る遺跡は、 恵まれた自然環境の中、「毛野 国」の 中心として古代から多くの人々が暮 らしていたことを現在に伝えていま す。 江戸時代においては、当時の壬生 藩主・鳥居 忠 ただてる 英 により、県内でもい ち早く「藩校」が設置され、論語教 育を重視した土地柄であったことか ら、町では論語を取り入れた町づく りを行っており、今年 月には、「第 回全国藩校サミット壬生大会」が 開催されることとなっています。 また、蘭学が盛んであったことか ら、国内屈指の医療先進地としても 知られていました。現代においても、 昭和 年代に設置された獨協医科大 学病院を中心に、人口あたの医師 数が全国的にも上位であるなど、 「医 療のまち」として発展してきた側面 も持っています。 例年ですと、この季節には黒川河 川敷にある東雲公園 で「し ののめ花まつり」が開催され、 多くのお客様で賑わうところです。 残念ながら、 新型コロナウイルス感染 拡大防止のため、 は 昨年に引 き続き中止となりましたが、せめて 満開の桜をお散歩で楽しんでいただ こうと、3月 日から4月4日まで、 ライトアップを予定してお すの で、ご鑑賞いただきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症に関し ましては、国民健康保険制度におい ても保険税の減免や傷病手当金の設 置のほか、保健事業の実施などに大 きな影響を 及ぼしています。 特に特 定健診においては、当町でも健診受 診者の大半を占める集団診におい て、令和2年度5月から6月の実施 を全て中止し、 月から1月にかけ て日程を追加するなど、臨機応変な 対応をしましたが、感染症対策のた め会場の人数制限を厳くしたこと もあって、受診率は例年に比べ著し く低下しています。令和3年度以降 も、まだまだ厳しい状況は続くもの と思われますが、住民の健康維持増 進と、国民健康保険制度の将来に向 けた維持のため、創意工夫を凝らし ながら、特定健診を始めとする保健 事業についても引き続き推進して 参ります。 国民健康保険に限らず、町づくり のあらゆる分野お 、このコロ ナ禍に伴う課題は多く残るところで すが、困難を乗り越え、再び皆様に しののめ花まつりを楽しんでいただ ける安全・安心な日常を取り戻すべ く、町全体で一丸となって全力で取 り組んで参りま。 コロナ禍に負けない! メディカルタウン 『壬生』のまちづくり

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