栃木の国保 Vol.71 2021.3/ SPRING

レセプトを確認することができ、 被保険者へ直接聞き取りを行う ことで、制度への理解・周知に 繋がる取り組みであることが伺 えます。 続いて、税務課の取り組みに ついては、内山主事にお話を伺 いました。 上三川町の令和元 年度の国 保税収納状況は、 現年度分が . 1%、滞納繰越分が . 0%と なっており、前年度と比較して、 現年度分が0 6%増、滞納繰越 分が3 7%の増となっています。 収納率向上の取り組みとして、 「今年度からは、年2回の集合催 告に加え、現年度の滞納を増や さないため、督促状送付の翌月 に新規滞納者に対して期別催告 書を送付しています」と、納税 勧奨による町民の納付意識を高 め、納め忘れ防止に努めている といいます。 更に、「町県民税に 滞納がある 方を対象に、宇都宮県税事務所 との共同催告で連名の通知を送 付しました」と話し、一通ごと に押印された通知は、通常催 告書よりも反応があり、手ごた えを感じるといいます。 上三川町では、担当制として 業務を行っており、分納状況等 を細かくデータ管理するこで、 更なる滞納が発生しないように 努めているといいます。「次年 度以降は滞納整理計画を策定し、 各担当で設定した1か月ごとの 実施目標を達成できるよう管理 者とのヒアリングを行いながら、 問題の整理や滞納の解消に引き 続き努めたい」と話します。 現在、新型コロナウイルス感 染症の影響により、例年県税事 務所の協力のもと行っている捜 索・公売の実施や、保険税滞納 の早期防止として行っている臨 戸訪問は中止せざるを得ない状 況だといいます。 そういった点については、 「滞 納者の状況をよく聞いたうえで、 猶予等の制度も活用して対応し ていきたい」との考えをお話し いただました。 最後に、健康福祉課の江口保 健師に保健事業についてお話を 伺いました。 今年度は県の保健事業アドバ イザー派遣事業で、データヘル ス計画の中間評価や特定健診の 受診率向上、特定保健指導につ いてのアドバイスを受けながら、 今後についての見直し等を行っ ているといいます。 上三川町の特定健診の受診率 は %~ %程度をキープし ているところではあるが、高止 まり状態で横ば傾向にあるた め、まだら受診者を減らし、毎 年継続して受診してもらえるよ う、受診勧奨の強化が必要だと いいます。 そうした 課題につ いては、 「様々なデータから 代以降の 女性は受診率が高く、関心高 いことが分かっています。年齢 層に的を絞ったアプローチを続 けていきたい」と、今後の改善 策をお話しいただきました。 滞納整理計画を策定 コロナによる影響と その対応 高止まり状態で横ばい傾向 にある特定健診受診率 町民の納付意識の向上 93 24 . . 47 49 60 しらさぎ神社の平和の剣 健康福祉祭りで健康マイレージの PR 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 10

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