栃木の国保 Vol.71 2021.3/ SPRING

上三川町 上三川町は、関東平野の北部 に位置し、首都東京からは北に ㎞、県都宇都宮市の南に隣接 しています。地形はほぼ平坦で 標高約 ~ m、東は真岡市と の境に鬼怒川、中央に江川、や や西よりに田川がそれぞれ南流 しており、これらの川のおかげ で、肥沃な大地が形成され、実 り豊かな田園地帯となりました。 水の豊かな上三川町は、昔か ら農業が盛んに行われていまし た。名産のひとつ、かんぴょう は、県内有数の生産 量を誇り、 その花、ゆうがおは 町の花と なっています。 近年の上三川町では、首都圏 に近いという利点を活かし、都 市近郊型農業が盛んになってい ます。グリーンアスパラガスや イチゴなど、鮮度が品質に大き く影響する作物は、特に消費地 までの運搬に時間がかからない という強みを活かして、多く出 荷されています。 また、ニラの一大産地でもあ り、県内でもトップクラスの収 穫量を誇ります。その他、キュ ウリやトマト、トウ モロコシ、 玉ねぎなど家庭にも身近な野 菜を送り出し、首都圏の台所を 支えています。 ~共に創る 次代に輝く 安心・活力のまち ~ 地産地消を目指し、B級グル メとして考案された「黒チャー ハン」は、コンテストでも繰り 返し優秀な成績を収め、上三川 町の名を県内外に響き渡らせて います。 また一方で、自動車関連、精 密機械、電気機械産業が立地し、 一大産業コンプレックスが形成 されています。かねてから整備 を進めていた上三川インター南 産業団地は今年工事が完了する 予定です。既に予約分譲を進め ており、優良企業の誘致により 地域経済の活性化や新たな雇用 創出に繋がることが期待されま す。 水と緑に恵まれた上三川町の 利点を最大限に活かし、快適な 田園工業都市として成長を続け られるよう、暮らしとさまざま な産業の融和図 っています。 上三川町は「創作折り紙」を 生み出し、海外に誇 れる日本 文化として、世界 普及させ 突 撃 ル ポ みてある 第 130 回 上三川町 90 60 80 上三川町 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 8

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