栃木の国保 Vol.71 2021.6/ SUMMER

栃木県の北東部に位置する那珂川 町は、平成 年 月に旧馬頭町と旧 小川町との合併により誕生した町で す。関東でも有数の清流那珂川が町 の中央を流れ、これを取り囲む里山 が織り成す四季の情景は町の資源で す。町内には、新国立競技場設計 を手掛けた建築家・隈研吾氏設計 伝統的で斬新なたたずまいの「馬頭 広重美術館」を代表に、「いわむら かずお絵本の丘美術館」「もうひと つの美術館」と3つの美術館が揃っ ている他、日本で最もしい村連合 に加盟した小砂地区には、森林 に芸術作品が展示されています。ま た、国指定文化財など、歴史を知る ことのできる多くの史跡が点在して います。 那珂川町では、 子育て支援住宅「エ ミナール那珂川」が昨年3月に完成 し、全 戸が満室となりました。こ の施設には子育て支援センターが併 設され、少子高齢化による人口減少 が著しい那珂川町において、安心し て子育てできる環境を整備すること で、子育て世代を中心に移住・定住 が促進されることを期待していま。 また、令和3年4月からは、これ からの時代に合った地域をつくり、 安心・安全な暮らしを守る ため、「住 めばみやこ」推進プロジェクトとし て、町独自のケーブルテレビネッ ワークを利用した地域情報の発信に よる町民サービス向上、災害に強 いまちづくりや健康習慣づくりを推 進しています。 さて、那珂川町の国保運営協議会 会長を務める益子純恵会長は、令和 2年5月より現職に就任され、国保 事業の運営にご尽力をいただいてお ります。また、那珂川町議会議員と して現在2期目在職中であり、教育 民生常任委員長としてもご活躍され ています。 国保を取り巻く環境は、少子高齢 化、医療費の増加などによりさら に厳しい状況が続くことが予想され、 今後も持続した財政基盤の安定化を 図ることが求められます。益子会長 におかれましては、健康にご留意い ただき、これまでの豊富な知識と経 験を活かし、国保運営の安定と町民 が安心して健康に暮らせるまちづく りのため、ますますのご活躍を期待 しております。 会長の一言 17 10 20 「町民の健康は、国保の安定運営から」 町民が安心して健康に暮らせるためには、財源確保や医療費適正化の 取り組みなど国保の安定運営が大変重要であります。 特に医療費適正化の取り組みとして、生活習慣病予防のためにも特定 健診受診率の向上が求められています。 今後とも町民の皆さんの健康のため、運営協議会では国保運営を支援 していきたいと思います。 国保運協会長プロフィール 益 まし 子 こ 純 すみ 恵 え 那珂川町 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 10

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