栃木の国保 Vol.71 2021.6/ SUMMER

時代に適応し たまちを創り 、 未来へつなぐ ことができる よう、各種施 策に取り組 ま れている矢板 市に取材を行 いました。 まず初めに、税務課での取 り組みについて渡邊主幹にお 話を伺いました。 矢板市では、独自で業者と の契約を行い、自動音声によ る電話催告を実施していると いいます。また、「令和3年 2月には滞納者がいる時間を 狙って、職員による電話催告 を実施しましたが、自動音声 による電話催告と違って、担 当者が本人から滞納理由を聞 き出すことができたため、徴 収に向けて適切な対応をとる ことができました」と、効果 が期待できることから今後も 自動音声職員による電話催 告の継続を予定されていると のこと。 また、「現年分文書一斉催 告の際に送付する催告書は紙 の色をオレンジやピンクの色 紙を使用する他、市県民税に 滞納がある場合は、矢板県税 事務所と共同催告を行い、催 告書を連名に するとともに 、 郵送する際に使用する封筒は 赤色にしています」と、郵送 物の中でも目に留まるように すること視覚的効果を生ん でいるといいます。 矢板市ではこれまでも滞納 者に対しては、催告や差押え などを実施し ていたところ 。 しかし、令和元年・2年と栃 木県の徴収指 導派遣事業に よって、進行管理方法や高額 滞納案件処理の進め方につい て指導を受けたといいます。 今後について伺 うと、「現 年度分は、早期催告・調査を 行い、滞納整理の早期着手を 進めて収納率の向上と新規滞 納者を作らないこと。滞納繰 越分は、調査や納税相談によ り適切に判断し、滞納整理を 進め滞納額を減らすことなど を目標として、指導に基づい て調査や滞納処分を進めたい と思います」、明確な目標 を定めることでさらなる収納 +αの取り組みで 目指す収納率向上 明確な目標を定めた 滞納整理 八方見晴らしの大間々のつつじ 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 13

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