栃木の国保 Vol.71 2021.6/ SUMMER

率向上への思いが伺えました。 また、今年度からの新規事 業を伺うと、「全税目を対象 としている宇都宮県税事務所 (特別整理担当)と の協働徴 収の実施及び、PayPay やLINE Payによるス マホアプリでの納税を可能 しました」と話し、特にスマ ホアプリを用いた納税につい ては、納めや すい環境を 整 えたことによ る収納率向上 を期待しています。 次に、健康増進課での取り 組みについて 吉田主幹にお 話を伺いました。 健康増進課 の国保医療 担 当では、「年金情報を活用し て国保の得喪 届の未提出者 を四半期ごと にリストアッ プし、対象の 方へ通知を 送 付していま す」とし、通 常 窓口で受け付 けていた問合 せや届出の 提出は、昨年 度 からは新型コ ロナウイルス (以下、コロナ)の 感染対策 として基本的 には郵送で行 うなどと、新 しい生活様 式 に合わせた手 続きや勧奨に 変更しているのこと。 しかし、「届出を提出して いない人の 多くが、 日以 内に届出が必 要であること を認識して ないことが現 状の課題で す」と話し、 市 の広報誌でも 勧奨するなど として医療費 の適正化に向 けて取り組まれています。 また、保険者努力支援制度 の評価指標の 取り組みを伺 い、昨年度か ら重複服薬 者 一覧の作成及 び対象選定 を国保連合会 へ委託いただ いている事業につ いて、「対 象者に対して の指導を行い ました。タイ ミング良く 来 庁された方は 直接行いまし たが、その他 の方につ て はコロナ対策 として基本的 に電話で行 いました。指 導 によって対象 者の状況が分 かり、医療機 関を一か所 に まとめる改善 もみられたた め、今後も引 き続き継続 し ていきたいと 思います」と 、 効果に期待を寄せます。 住民の健康づくり支援とし ての取り組みについても引き 続き吉田主幹へお話を伺いま 「矢し板た 市。 では、平成 年度 からは運動習慣をつけること により生活習慣病を防ぐため の『からだ見なおしフィット ネス』を実施しており、特に 運動習慣のない方へのきっか け作りを目的として います」 と話す一方で、「 から5 年が経過していることもあり、 今後は運動習慣の定着へと目 的を移行し、将来生活習慣病 になる人口を減ら きた いと思います」考えをお話 いただきました。 新しい生活様式に沿った 変更 住民への健康維持の 意識付け さらに、平成 年7月から は、1回3年 間の実施と し て参加者に会 員証の活動量 計(歩数計) を配布して お り、日々のウォーキングや健 康診断等の受診、まちなか保 健室への出席、市の健康教室 への参加などの健康づくり活 動に対してポイントを付与す る『やいた健康ポイント事業』 を実施しています。「貯まっ たポイントは市内で使用でき る商品券や、『道駅やいた』 の商品券と交 換することが できるため、夫婦や友人同士 で参加される方が多い印象で 14 29 ▲矢板市税務課 渡邊主幹 ▲からだ見なおしフィットネスの様子 30 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 14

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