栃木の国保 Vol.72 2022.1/ NEW YEAR
新年のごあいさつ 人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ” 栃木県 知 事 福 田 富 一 15 10 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 3 栃木県国民健康保険団体連合会会 員 の皆様、あけましておめでとうご ざい ます。 会員の皆様には、日頃から、国民 健 康保険事業円滑な運営に格別の 御協 力をいただき、厚く御礼申し上げ ます。 昨年は、一昨年に続いて新型コロ ナ ウイルス感染症が猛威を振るい、 県内 においても県民生活に多大な影響 を及 ぼしました。新型コロナウイルス 感染 症対策につきましては、保健・医 療提 供体制の整備やワクチン接種促進 に向 けた取組を着実に進めますとともに、 引き続き、国や市町、関係機関等 と緊 密に連携し、県民の暮らしと健康 を守 るため、必要な対策に万全を期し て参 ります。 一方、地域経済は大きな打撃受 け 続けており、産業の基盤が脅かさ れる とともに、企業活動やイベントの自 粛・縮小等により、ひとの交流機 会が 減少している状況にあるため、引 き続 き、通常に近い社会経済活動の一 日も 早い回復を図って参ります。 また、県政の基本指針である栃木 県 重点戦略「とちぎ未来創造プラン 」に は、ポストコロナを見据え、これ まで とは異なる考え方や価値観を前提 とす る「新たな日常」の視点を取り入 れた 取組も盛り込んでおり、本県版まち・ ひと・しごと創生総合戦略「とち ぎ創 生 戦略(第2期)」との連 携を図り ながら、各種プロジェクトをより 積極 的に展開して参ります。 近年、働き方やビジネスモデルの 多 様化、東京一極集中是正の兆し、 環境 問題への意識の高まりなどの大き な変 化が生じてきており、これまで解 決が 困難であった課題に対して積極的 に取 り組む好機が到来しております。 これ を逃すことなく、新しい時代の潮 流を 的確にとらえ、デジタル技術も有 効に 活用しながら、 本県の将来像である 「人 が育ち、地域活きる 未来に誇れる 元気な“とちぎ”」の実 現に向け全力 で取り組んで参りますので、県民 の皆 様のより一層の御理解と御支援を お願 いいたします。 国民健康保険につきましては、県 と 市町が一体となり共通認識の下で進 める、安定的な財政運営並びに市町 国保事業の広域的・効率的な運営の 推進を図るための統一的な方針とし て、令和3(2021)年度から 令和 5(2023)年度までを期間と する、 「第2次栃木県国民健康保険運営 方針」 をスタートさせました。県では、 引き 続き、同方針に基づき、財政運営 の安 定化を図りつつ、国保税の収納率 向上、 保険給付の適正実施、医療費適 正化 など、多岐に渡る項目を推進いた ま すとともに、将来的な保険税水準 の統 一を目指して、統一化の定義等に つい て、市町とともに議論を進めて参 りま すので、引き続き皆様の御理解と 御協 力を賜りますようお願い申し上げ ます。 さて、今年はいよいよ「いちご一 会 とちぎ国体・とちぎ大会」開催の 年で す。1月には国体の冬季大会、 月に は国体の本大会、全国障害者スポ ーツ 大会であるとちぎ大会と続き ので、 市町や競技団体・関係機関連携 を図 りながら、 大会のスローガンである 「夢 を感動へ。感動を未来へ。 」のとおり、 県民が夢と希望を抱き、多くの方 々の 心に残る大会となるよう準備に万 全を 期して参ります。 本年が皆様にとって素晴らしい年 と なりますことをお祈り申し上げま して 新年のごあいさつといたします。
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