栃木の国保 Vol.72 2022.1/ NEW YEAR

新年のごあいさつ 保険者の皆様の業務支援に 総力をあげて取り組む 国民健康保険中央会 会 長 岡 﨑 誠 也 4 75 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 7 新年あけましておめでとうござい ます。 令和4年の新春を迎え、一言ご挨 拶を申し上げます。 皆様には日頃から国保中央会の運 営に対しまして、ご支援とご協力を いただいておりますことに厚く御礼 を申し上げます。 一昨年より全国各 地で猛威を振 るってきた新型コロ ナウイルス感 染症については、ワ クチン接種や 感染防止対策の徹底 により一定の 成果が見られると は言え、引き続 き警戒が必要な状 況であり、我々、 国保関係者としま しては、国民の 命と健康を守る国民 皆保険の一翼 を担う重要な立場 から、本年にお きましても 国保事業は もとより、 新型コロナウイルス 感染症対策を はじめとする様々な 事業の実施に 万全を期していります。 さて、本格的な少子高齢化や生産 年齢人口の減少が進む中で、国保制 度を取り巻く環境は更に厳しさを増 しております。国においては、すべ ての世代が安心感と納得感の得られ る全世代型社会保障制度の確立を目 指し、様々な改革を進めているとこ ろであります。 昨年6月に成立した健康保険法等 の一部を改正す法律には、後期高 齢者医療制度の窓口負担割合の見直 しや、子ども子育て支援の拡充に加 え、保健事業における健診情報等 活用促進などが盛り込まれ、本年 月より順次施行されます。 また、団塊の世代が 歳以上とな る2025年を目途に、医療・介護・ 予防・住まい・生活支援が包括的 確保される体制の構築を実現するこ ととされており、地方自治体や医療 機関、介護事業者等と密接に関連し ている国保連合会及び中央会は、そ の役割と責任を果たしていくことが 強く求められています。 一方、国保連合会及び中央会にお いては、昨年3月に厚生労働省・支 払基金・中央会の三者で策定し た「審 査支機能に関する改革工程表」に 基づき、国保総合システムのクラウ ド化や、支払基金の システムとの 整合性の実現など、 質高い平等 な医療サービスの提 供と中長期的 なシステムコストの 低減に向けた 取り組みを着実に進 めて行くこと としています。 未だ新型コロナウイルス感染症の 影響が続く中、本会 としましては、 全国の国保連合会の皆様とこれまで 以上に一体となり、全国知事会、全 国市長会、全国町村会をはじめとす る地方団体や国保組合、後期高齢者 医療広域連合などの関係団体とも十 分に連携を図りながら、医療費の審 査支払はもとより、保健事業や様々 な事務処理システムの開発・運用な ど、保険者の皆様の業務支援に総力 をあげて取り組む所存でありますの で、一層のご支援、ご協力を賜ま すよう切にお願い申し上げます。 結びに、新しい年が、コロナ禍を 乗り越えて、明るく希望に満ちた素 晴らしい一年となることを心からご 祈念申し上げまして、新年のご挨拶 といたします。

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