栃木の国保 Vol.72 2022.3/ SPRING
▲一体的実施の連絡会議 10 ▲全戸配付資料 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 21 予防の一体的実施事 業(以下、一体 的実施事業という。 )」を 開始し、今 年度で2年目を迎えています。事 業の窓口は市民課国保医療グルー プ、企画調整は健康 福祉課健康増進 グループ、実施は健 康福祉課高齢い きがいグループが担 うこととし、定 期的に会議を行い、 情報共有しなが らお互いの理解を深 め、連携を図っ ています。今年度は、ハイリスク アプローチとして、 「低栄養防止事 業」、 「糖尿病性腎症重症化予事 業」、 「その他の生活習慣病 等予防事 業」、 「健康状態不明者等 の把握事業」 を、ポピュレーショ ンアプローチと 合は歯科衛生士を派 遣します。各々 の専門的な立場から 必要な指導を行 います。 その後、一定の期間 をおいて、再 度高齢者の質問票記 入と体力測定を 行い、個人の取り組 みやふれあいの 里の取り組みの効 果測定とします。 しかし、令和2年度 、3年度と新 型コロナウイルス感 染症のまん延に よる、緊急事態宣言 やまん延防止重 点措置の適用の影響 を受け、参加者 の感染防止のため 業を休止せざる を得ない状況になり 、実際に指導や 効果測定が実施で きませんでした。 そこで、高齢者は関 わりが減少す ると、機能低下進 行してしまうと 考え、代替えの対応 として、広報誌 して、「 通いの場等でのフレイル状 態の把握事業」を 実施しています。 今回は、ポピュレーションアプ ローチについて紹 介します。 ◆通いの場等おける取り組み 【目的】通いの場( ふれあいの里) において、後期高齢 者の質問票及び 体力測定により健康 状態の把握を行 い、必要に応じて健 診・医療・介護 サービスにつなぎ ます。 また、フレイル予防 のために運動・ 栄養・口腔の取り組 みを実施し、健 康の維持や介護予 防に努めます。 【対象者】ふれあい の里に通ってい 【実る施高内齢容者】参加者 に高齢者の質問 票を記入していただ くとともに、看 護師や保健師による 体力測定を行い、 個人の健康状態を確 認し、参加者全 体の結果から、各ふ れあいの里の傾 向を把握します。そ の結果を受けて、 個別に指導が必要な 場合は、個別指 導を行います。 また、各ふれあいの 里参加者の傾 向に応じて、必要な 専門職を派遣し、 健康教育や健康相談を開催します。 運動機能低下の方が 多い場合は、健 康運動指導士や理学 療法士を、低栄 養の傾向がある場合 には、管理栄養 士を、口腔機能の低 下の い場 や全戸配付資料など で「家庭で出来 る運動 」 等の紹介を行っていま す。 ◆今後について 那須烏山市では、 年以上前か ら通いの場が活発に活動し、保健 師も定期的に介入をしいたため、 参加者やスタッフの理解を得やす く、一体的実施事業をスムー ズ に実施することが出来たと思いま す。これまでは、高齢者に対して は、健康づくりよりも介護予防に 重点を置いた取り組みを行ってい ましたが一体的実施事業を実施 することで、健康づくの視点も 取り入れた事業の必要性を改めて 実感する機会なりました。多職 種連携会議などの場においても事 業のPRを行い、 多くの職種の方々 に取り組みを知ってい ただき、様々 な視点から助言いただきいと 考えています。 今後も、国民健康保険担当、健 康増進担当、介護予防担当の連携 を図るとともに、生涯学習担当な ど新たな関係部門とも連携し、更 に充実した取り組み行うこと で、 市民一人ひとりが人生100年時 代を健康的に自分らしく過ごして いけるようなまちづくりを実現し てきたいと思います。
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