栃木の国保 Vol.72 2022.6／ SUMMER

ることができます。アプリ 終了後に、健康状態等に関 する調査を実施し、ログイ ン日数とコイン獲得数の達 成状況に応 じてインセ ン ティブを付与しました。令 和３年度は参加者が 人で、 生活習慣の改善がみられた 方は ・２％という結果で した。」と話します。目標 である参加者１００人達成 に苦難されていることがう かがえまし その他の保健事業につい ても渡邉主 事からお話 を 伺いま した。「糖尿病 が 重症化する と、透析治 療 が必要とな り、莫大な 医 療費がかか るといわれ て います。こ れを予防す る ため、糖尿 病重症化予 防 事業を実施 しています 。」 と話します 。さくら市 で は、特定健 診の受診結 果 やレセプト の内容をも と に対象者を 選定し、受 診 を勧奨して いるそうで す。 「通知文を一度 送るだけで は対象者の 参加になか な かつながら ないため、 通 知を何度か 送ってみた り、 電話何 かけ りなど積極 的な受診勧 奨 を行いました。」と話しま す。令和３ 年度は 人に 対して、実 際に保健指 導 を実施し、 施した方の 約９割に数 値改善がみ ら れたそうです。職員の方々 の積極的な 受診勧奨の 結 果が、住民の健康に繋がっ ているのだと感じまし た。 続いて、特定健診受診率 アップに向けて現在実施し ている取り組みや今後の予 定について青山主任に伺い ました。 「６月と 月には対象者 へＡＩを用いた勧奨通知を 行う予定でいます。令和３ 年度は業者に委託をし、対 象者の過去 の受診結果 等 を基にＡＩ によるデー タ 分析を用 い、個人の 特性 に応じた効果的な勧奨通知 を作成し、受診率の向上を 図りました。」と話します 。 自身に必要 な受診項目 を 認識してもらうことで、特 定健診への 受診意欲を 向 上させるこ とが狙いだ そ うです。 「１回目に 不定期受 診 者・未経験 者、２回目 に 勧奨時点未 受診者への 通 知を行い、 全体の受診 率 は ・１％（見 込）とい う結果でし た。令和元 年 度には及び ませんでし た が、令和２年度の ・１％ より９㌽ア ップし、未 経 験者や、令 和２年度初 受 診者へ効果がありました。」 糖尿病重症化予防事業 特定保健指導における 継続的支援 と話します。 そのほかにも、新規国保 加入者や不定期受診者への 勧奨を重視し、国保加入時 の案内チラシや啓発物の配 布を行う予定でいるそうで 「今す 年。 度からの取組と し ては、保険証の一斉更新時 に、特定健診のパンフレッ トと健診日程や予約方法等 が記載されたチラシを同封 し、受診勧奨を行います。」 と話します。特定健診受診 率の向上に向け、懸命に取 り組んでいる強い姿勢を感 じました。 特定保健指導について伺 うと、「医療機 関や保 健 センターと 連携し、特 定 健診やドッ クの結果で 指 導対象とな った方に対 し、 保健師等に よる面接を 実 施していま す。そこで 生 活改善の計 画を立て、 面 接や手紙、 電話等によ る 継続的な支 援を行って い きます。初 回面接から 半 ＡＩによるデータ分析を用いた 特定健診受診率向上対策 43 4 4 10 10 4 5 3 6 ▲市民課国保係　青山主任 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 14