栃木の国保 Vol.72 2022.6/ SUMMER

◎さくら市の概況 平成30年度 令和元年度 令和2年度 総人口(人) 44,118 44,018 44,183 総世帯数(世帯) 17,289 17,492 17,937 国保被保険者 加入世帯数(世帯) 5,540 5,503 5,579 被保険者数(人) 9,402 9,143 9,100 被保険者加入率(%) 21.3 20.8 20.6 保険料(税) 一人当たり調定額(円) 100,643 101,684 101,549 収納状況(現年分) 収納率(%) 94.9 95.3 96.5 一人当たりの療養諸費費用額(円) 252,927 266,201 261,889 特定健診・特定 保健指導の状況 特定健診受診率(%) 46.7 46.5 36.1 特定保健指導実施率(%) 54.3 69.9 72.8 40 50 4 0 2 5 17 ▲喜連川の紫陽花 ▲さくら市道の駅きつれがわ 観光やな 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 16 の保健事業 における課 題 点について 渡邉主事に お 話を伺いました。 「本市は、 ~ 代の特 定健診受診 率が低いこ と が課題です。」と話ます。 対策として、 窓口で 歳 以上の国保 加入者には 健 診の案内を 強化してい る そうです。 また、国保加入者を雇用 する事業者 が、特定健 診 を被雇用者 に実施して い るケース(いわゆるみなし 健診)の把 握に向けた 取 組みも課題 の一つだと い います。「被保険者の正確 な受診率 を把握する ため に、どこの 事業者が国 保 被保険者の 健診を実施 し ているのか ということ と、 健診結果 提出をどう 促 していくか が検討すべ き 内容となります 。」と話し ます。 また、ジェネリック医薬 品の利用率 が低いこと に も触れ、 「本市のジェネリッ ク医薬品利 用率は、県 内 市町中 位(令和4 年 3月審査分 )という結 果 であり、被 保険者の意 向 を最大限尊 重しつつ、 後 発医薬品の 利用を普及 さ せることが 課題となっ て います。」と話します。今 年度、保険 証の一斉更 新 のタイミン グに合わせ て、 被保険者に ジェネリッ ク 医薬品を普 及させるた め の保険証カ ードケース の 同封を予定 しているそ う です。 様々な保健事業を通して 、 一つ一つ課題の対策を視野 に入れて活動しているさく ら市。 今回の取材を通し、住民 一人ひとりへきめ細やかな 保健事業を 展開してい る 様子がとて も印象的で し た。 本会においても、保険者 が行う保健事業の取り組み や徴収率向上に向けた対策 のサポートを続けていきた いと思います。

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