栃木の国保 Vol.72 2022.9/AUTUMN

巻 頭 言 茂木町長 古口 達也 79 25 83 42 30 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 1 茂木町では、人口減少の見込まれる 将来においても地域を存続させ活力あ るまちづくりを推進するため、6つの K(雇用・観光・子育て・ 教育・健康・ 環境)の振興を図る ことで1つのT(定 住)に繋げていくことを、地方創生の 取組における戦略のキーワードとして 定めてきました。 このうち「健康」について、日本人 は平均寿命は長いが健康寿命は短いと 言われています。茂木町の健康寿命 見てみると、男性 ・ 歳、女性 ・ 歳(令和元年度)であり、年々増 進している状況ですが、世界でも前例 のない超高齢社会を迎えつつある中で、 健康寿命の延伸は課題となっています。 本町では、 「茂木町健康増進計画(2 期計画)」において 「健康寿命の延伸」 「健康格差の縮小」を基本目標に掲げ ました。特定健康診査の受診率向上を 図り、その結果をもと保健指導で生 活習慣病の発症や重症化予防を支援し ています。具体的には、各種検診や介 護予防事業の推進の他、食生活や運動 習慣の改善、糖尿重症化予防、重複 多受診対策など、様々な 目的別の健康教育を実 施しております。自立 した生きがいのある生活 を送るためには、継続的な 健康づくり事業を町全体で進め ていく必要があり、「茂木町国民健康 保険第2期データヘルス計画」との整 合性も図りながら取組んでいるとこ ろです。 新型コロナウイルス感染症につきま しては、感染急拡大に歯止めがかから ず、医療のひっ迫が懸念されるなど予 断を許さない状況であります。ワクチ ン接種を推進めつつ、しっかりとし た町民の安心安全、健康増進を図って いくため地域に根差した保険として国 民健康保険があります。 しかしながら、国民健康保険を取り 巻く環境は、高齢化、医療の高度化等 により医療費は伸びる一方、現役世代 の加入者の減少により大変厳しい状況 にあります。平成 年度より県が財政 運営の責任主体として中心的な役割を 担うこととなりましたが、本町といた しましても、収納率の向上や医療費の 適正化に努め、財政の安定化を図って まいります。 長期にわたるコロナ禍の影響により、 地方自治体を取り巻く環境は大きく変 化し続けていますが、『子どもには夢 を 若者には希望を お年寄りには安 心を』を基本に、アフターコロナも見 据えた新しいまちづくりに邁進してま いります。 子どもには夢を 若者には希望を お年寄り 安心を

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