栃木の国保 Vol.72 2022.9/AUTUMN

那珂川町 ~ 人・もの・自然が融和し みんなで 手を取り合い元気を生み出すまち ~ 那珂川町の北部に位置する小 砂地区は、「小砂焼」と「菊炭」、 「小砂里山の芸術の森 」などの 地域資源などが評価され、県内 唯一の「日本で最も美 しい村」 連合への加盟 を認められま し た。また、町内には隈研吾氏設 計の伝統的で斬新なたたずまい の「馬頭広重美術館」をはじめ、 「いわむらかずお絵本 丘美術 館」「もうひとつの美術館」の 3つの美術館があります。他に も、温泉を利用し「温泉とらふ ぐ」を養殖したり、木質バイオ マスボイラーの余剰熱を利用し たマンゴーを栽培したり、うな ぎを養殖したりと様々な資源に 栃木県の北東に位置し、清流・ 那珂川と茨城の県境、八溝山地 に抱かれた那珂川町は、里山が 織り成す自然豊かな町です。気 候は典型的な内陸性気候であり 寒暖の差はあるものの年間を通 して生活しやすい環境にありま す。 恵まれた町です。 第2次那珂川町総合振興計画 では、「人・もの・自然が融和 し みんなで手を取り合い元気 を生み出すまち」を町の将来像 と定め、町生活する人全ての 協働により、元気な町をつくる ことを目指していま。しかし、 子育て支援の充実や民の健康 づくりの推進、町内への移住定 住促進など各種施策取組ん できましたが、少子高齢化や若 い世代の町外への流出など、依 然として人口減少に歯止めがか からない状況にあります。 今後は、新型コロナウイルス 感染症や大規模災害などの社会 情勢の変化新たな課題も対 応しながら、効率的かつ効果的 な町政運営と魅力あるまちづく りを実践していきます。町内の 資源を活かした町の新たな魅力 の発掘、町外へ向けた情報発信 やPR活動などの取り組みにも 積極的に挑戦しながら、町の活 性化につなげていきます。 地域資源が豊富なまち 珂川町の目指す まちづくり 突 撃 ル ポ みてある 那珂川町 那珂川町 第 136 回 ▲ 温泉とらふぐ ▲ 小砂焼 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 10

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