栃木の国保 Vol.72 2022.9/AUTUMN

令和4年度 第三者行為求償事務アドバイ ザーによる研修会 令和4年9月2日(金)国保連合 会9階大会議室において、県内国保 保険者及び介護保険者、栃木県後期 高齢者医療広域連合の各担当職員を 対象に「令和4年度第三者行為求償 事務アドバイザーによる研修会」が 開催された。今回の研修会は、対面 及びWeb会議サービス「Zoom」 を使用して行われた。 本研修では、求償事務に関する豊 富な知識や経験を有する第三者行為 求償事務アドバイザーの宮井 昭治氏 による講演が行われ、資料をもとに 求償事務の基本や考え方経験基 にした取り組みポイント等について の説明があった。 講演の中で宮井氏は、国保課職員 及び介護課職員全員が求償事務の重 要性を理解し、求償事務をスムーズ に行うことができる体制の構築が最 も重要な課題の一つであると強調し た。また、事案内容の調査を速やか に行い、第三者に対してその加害行 為に対する罪の意識が薄まる前に認 知をさせることが重要であると助言 があった。 講演後には、保険者から事前に提 出された質問に対する回答や意見交 換会(グループ討議)が行われ、本 研修は終了となった。 研修会終了後に実 施されたアン ケートでは「担当者・部署全体での 取組む姿勢から、レセプトチェック 時のポイントなど大変ためになる話 が聞けて良かった」「実際 の例を踏ま えた説明で、非常 に勉強になった」 「医 療費助成担当者として、国保担当者 と連携しながら業務に取り組んでい きたいと感じた」などの声が上がり、 求償事務の必要性について、担当者 の意識向上が図れた研修会であった。 第三者行為求償事務アドバイザー 宮 みや 井 い 昭 あき 治 じ 講師プロフィール (令和4年9月時点) 【主な職歴】 銀行勤務を経て、整理回収機構で10年国策会社の職員として不良債権回収業務&企業 再生業務等に携わる。その後、損害保険会社で事故調査・示談交渉等に携わり、平成25 年4月和歌山市役所に事故相談員として任用される。国保課給付班で、第三者行為求償事 務・給付窓口業務に携わり、平成27年8月末で退職。平成28年4月、厚生労働省保険局 国民健康保険課より国民健康保険第三者行為求償事務アドバイザーとして委嘱を受ける。 △ Zoomで講演を受ける求償事務担当者 △ 保険者による意見交換会の様子 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 29

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