栃木の国保 Vol.72 2022.9/AUTUMN

国保総合システムの 次期更改等に係る国庫 補助獲得のための要請活動 通常総会にて決議 通常総会で は、国保総 合シ ステムの次 期更改に係 る国庫 補助要請の ための決議 が行わ れ承認されたところであ る。 令和3年3 月 日に厚生労 働省、社会保 険診療報酬 支払 基金(以下、「支払基金」と い う。)及び国民健康保険中央 会 (以下、「中央会」という。)が 策定した「審 査支払機能 に関 する改革工程 表(下図参照 )」 の実現に向 けて現在、中 央会 及び国民健 康保険団体 連合会 (以下、 「国保連合会」という。) において、令和6 (2024) 年4月に更 改予定の次 期国保 総合システ ムの開発を 進めて いるところ。 同システム につ いては、政府 の方針に基 づき クラウド化 を行い、また 支払 基金の審査 支払システ ムとの 整合性の実 現(受付領域 の共 同利用、審査 領域の業務 要件 の整合性の 確保)に対 応する ためのシス テム開発を 行って いくことと しており、こ れに より国民皆 保険の下で の国民 への質の高 い平等な医 療サー ビスの提供 と中長期的 なシス テムコスト の低減を推 進して いくことと しているが、 一時 的に多額の システム開 発等経 費が必要な状況である。 なお、現時 点で収集可 能な 情報に基づ く概算で、令 和6 年度更改を 実現するた めの初 期費用とし て、これまで の全 国の国保連 合会積立資 金等を 充てても、な お、約111 億 円の財源不 足が生じる 見込み (令和4 年7月国 保中央会 試 算)。そのため、今回の改革 は、 政府方針に 基づき実施 するも のであるこ とから、国に 対し 十分な財政支援を 講じるよう、 中央会及び 全国国保連 合会が 一体となって、要請活動を行 っ ている。 31 ▲審査支払機能に関する改革工程表 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 6

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