栃木の国保 Vol.72 2022.9/AUTUMN

上三川町は、栃木県の南東部に 位置し、首都東京から北に ㎞、 県都宇都宮市の南に隣接していま す。地名の由来となった鬼怒 川、 江川、田川の3つの川に挟まれた 肥沃な大地では、米をはじめ、か んぴょう、ニラ、トマト、アスパ ラガスなどの特産品が生産される など、古くから農業の盛んな地域 です。 また、工業においては、昭和 年代に日産自動車(株)が進出し て以来、東京圏へのアクセスに便 利な一般国道新4号や北関東自動 車道の開通などがあり、交通の利 便性が増したこともあって、電気 機械や精密機械産業の進出が進み、 現在では、県内屈指の工業出荷額 を誇っています。近年では、上三 川インター南産業団地の整備や企 業誘致の取組みにより、就業の場 としての魅力の向上や機能の充実 が図られ、快適な田園工業都市と して成長を続けています。 令和3年からは、日本の折り紙 を世界に広めた吉澤章氏の出身地 という強みを生かし、ORIGA MIのまちづくりにも着手するな ど「産業、しごと、活力」のまち づくりに力を入れています。 さて、本町の国保運営協議会会 長を務められる海老原友子氏 は、 豊かな見識と行動力をもって多く の信望を集め、平成 年1月に町 議会議員に当選され、現在2期目 であります。町議会では、総務文 教常任委員会副委員長を経て、現 在は産業厚生常任委員会委員長と して円滑な議会運営と町政発展の ためにご活躍いただいております。 当協議会の会長には、今年5月に 就任され、町国民健康保険の健全 な運営を図るためにご尽力いただ いております。 現在、国民健康保険をめぐる情 勢は、少子高齢化、医療の高度化 などによる医療費の増加、さら は新型コロナウイルス感染症の拡 大により、国保財政だけではなく、 町民を取り巻く環境を含め大変厳 しい状況あます。海老原会長 におかれましては、幅広い経験を 生かされ、町国民健康保険の安定 的な運営と町民の健康増進のため、 さらなるご活躍をいただけること を期待しております。 会長の一言 90 40 28 ヘルスリテラシーの向上にむけて コロナ禍において、様々な情報が溢れ、自分にとって何が一番必要な情報か、取 捨選択していくのは大変なことだと思います。 自分の身体を自分で管理するのは容易なことではなく、個人が適切な判断を下すた めには、医師や保健師に相談するほか、特定健康診査はより有効な機会だと思います。 本町では、特定健康診査の受診率向上と町民1人1スポーツの体力面向上との両輪 で健康増進を図っておりますが、さらにヘルスリテラシー(健康情報を「入手」し「理 解」し「評価」し「活用」する能力)の向上を目指していきたいと思います。 国保運協会長プロフィール 海 え 老 び 原 はら 友 とも 子 こ 上三川町 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 8

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