栃木の国保 Vol.73 2023.1/NEW YEAR

いずれの取り組みについて も各部署との連携の下行われ ている印象を受けました。こ のことについてお二人にお話 をうかがうと、定期的に時間 を設けて関 係部署との 打ち 合わせ行っているとのこと でした。各部署との密な連携 が、多くの事業において良い 結果を出ている理由の一つ になっているのではないかと 感じました。 現年度分徴収の強化 続いて、税務課大野係長に 保険税徴収の取り組みについ てうかがいました。 大野係長は「現年度分の徴 収に力を入れています。特に 過去に滞納処分を受けている 滞納者に対しては、催告書を 出す前に差押え要件を満たし ていれば滞納処分を行うなど 早期着手に努めており、令和 3年度の現年度分の収納率は ・1%と、県の平均である ・7%を大幅に超えること ができました」と話します。 口座振替の普及啓発 口座振替については、義務 化は行っていないと言います。 しかし「口座振替による納付 の割合を前年度より向上させ るため、年金特別徴収から一 時的に普通徴収になってしま う方などに対し、窓口で申込 書を渡し、書き方を説明した 上で口座振替に係る案内を重 点的にしています」とし、口 座振替の普及に向け力を入れ て取り組んでいる様子がうか がえました。 福祉部門との連携 さらに、生活困窮者自立支 援制度担当部局との連携につ いて「庁内の『生活困窮者自 立相談支援調整会議』に参加 し、ケースによっては、福祉 部局及び社会福祉協議の担 当職員とも連絡を取りながら 個別に対応ています」と話 します。 収納率の向上に向け、様々 な取り組みを通し滞納整理事 務に当たる姿勢がうかがえま した。 大田原市の保健事業 続いて、大田原市の保健事 業について国保年金課のお二 人と健康政策課の管理栄養士 玉村主査にお話をうかがいま した。 椎谷主査は「大田原市では、 歳代から 歳代の働き世代 にアプローチをする『健活』を 実施しています」と話します。 「健活」では、健診受診の案内 や市独自のメール配信サービ ス(よいちメール)を活用した 健康づくり情報の配信、そし てパンフレットでの健康教育 を実施しているそうです。ま た、健診会場にパネルを設置 するなどし「健活」の事業 周知も行っていると言います。 97 92 30 50 ▲ 税務課 大野係長 ▲ 健活の周知事業 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 16

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