栃木の国保 Vol.73 2023.1/NEW YEAR

新年のごあいさつ 栃木県知事 福 田 富 一 人が育ち、地域が活きる 未来に誇れる元気な“とちぎ” 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 3 栃木県国民健康保険団体連合会 会員の皆様、あけましておめでと うございます。 会員の皆様には、日頃から、国 民健康保険事業円滑な運営に格 別の御協力をいただき、厚く御礼 申し上げます。 本年は、明治6(1873)年 に栃木県と宇都宮県が合併し、お おむね現在と同じ県域の栃木県が 誕生してから150年の節目の年 となります。皆様と共にこの記念 すべき年を迎えられますことを、 大変うれしく思うところでありま す。 また、6月には、我が国で初め てとなるG7男女共同参画・女性 活躍担当大臣会合が本県で開催さ れます。この機をとらえ、栃木県 の魅力・実力を広く国内外に発信 し、地域経済の活性化やブランド 力の向上に努めて参ります。 さて、昨年開催された「いちご 一会とちぎ国体・とちぎ大会」に つきましては、本県選手団の活躍 に感動と勇気をもらうとともに、 県民総参加により大きな成果を収 めて成功裏に閉幕することができ ました。今後は、スポーツを通じ た地域活性化など、両大会を通し て培われた有形・無形のレガシー を確実に継承して参ります。 一方、新型コロナウイルス感染 症対策につきましては、保健・医 療提供体制の整備やワクチン接種 促進に向けた取組を着実に進めま すとともに、引き続き、国や市町 関係機関等と緊密に連携し、県民 の命と健康、暮らしを守るため、 必要な対策に万全を期して参りま す。 また、長期化するコロナ禍に加 え、物価高騰などにより地域経済 が大きな打撃を受けている状況を 踏まえ、社会経済活動回復に向 け、各種対策に取り組むとともに、 強靱で稼ぐ力のある産業基盤確 立を図って参ります。 さらに、栃木県重点戦略「とち ぎ未来創造プラン」に掲げた本県 の将来像「人が育ち地域が活き る未来に誇れる元気な“とちぎ”」 を実現するため、国のデジタル田 園都市国家構想総合戦 略にも呼 応しながら、本県版まち・ひと・ しごと創生総合戦略「とちぎ創生 15戦略(第2期) 」と連携し、プ ランに基づく各種プロジェクトを より積極的に展開して参ります。 社会が大きく変化する中におき ましても、時代の潮流を的確にと らえ、デジタル技術も有効に活用 しながら課題解決や魅力向上図 り、未来に誇れる「新しいとちぎ」 づくりに全身全霊で取り組んで参 りますので、県民の皆様の御理解 と御支援をお願いいたします。 加えて、国民健康保険につきま しては、安定的な財政運営並びに 市町国保事業の広域的かつ効率的 な運営を推進するため、引き続き、 国保税の収納率向上や保険給付の 適正実施、医療費の適正化等に市 町とともに着実に取り組みますと ともに、令和6(2024)年度 からの次期国民健康保険運営方針 の策定に向けて、将来的な保険税 水準の統一に関する事項など財政 運営の統一や事務の標準化・広域 化に関する検討を進めて参ります ので、皆様より一層御理解と 御協力を賜りますようお願いいた します。 本年が皆様にとって素晴らしい 年となり ことお祈り申し上 げまして、新年のごあいさつとい たします。

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