栃木の国保 Vol.73 2023.1/NEW YEAR

令和4年 月 日(水)国保 連合会9階大会議室において、 本会と栃木県国民健康保険運営 協議会長会(会長・塚田典功宇 都宮市議会議員)との共催で、 国民健康保険運営協議会委員の 国保に関する認識を深め、県内 国保事業の健全な運営に寄与す ることを目的とした「令和4年 度 国民健康保険運営協議会委 員研修会」が開催されました。 本研修会は、昨年度同様、オン ラインまたは参集の形式による 開催となり、(オンラインによ る出席も含め、) 170名弱の国 民健康保険運営協議会委員及び 関係職員等が参加しました。 保険者共同目的達成機関として の責務 初めに、主催者挨拶として 塚隆志理事長(さくら市長) (代 読=小祝章二本会常務理事)は、 保険者努力支援制度について触 れ、「令和4年度速報値におい て、栃木県は市町村分の被保険 者一人当たり交付額が全国で第 位という結果となっており、 評価指標ごとに見ても多くの項 目において高評価となっている ところである」と、各保険者の 取組状況を紹介し、「本会とし ても、保険者機能の強化また 保険者努力支援制度の評価に結 びつくよう今後もより一層、 保険者支援を充実させて参りた い」と挨拶しました。 国保の健全な運営に努めていく 続いて塚田典功会長は、「急 速な人口の高齢化、医療技術の 高度化等により、医療費は高齢 者を中心に増高しておりとり わけ国民健康保険 の財政運営 は、その構造的要因 極め て厳しい状況にある。このよう な状況下で国保の財政運営を安 定的なものとするためには、保 険税収入の確保は 益々重要と なっている」と強調しました。 「収納率については、各保険者 においても相当な努力をいただ いているところだが、ここ数年、 全国的は依然として下位に位 置しており、引き続き収納対策 への積極的な取り組みが求めら れる」と述べ、 「国保運営協議会 としては、今後とも保険者業務 を支えていくと共に、関係機関 と連携を密にし国保の健全な 運営に努めてまいりたい」挨 拶し、関係機関のなお一層の協 力を求めました。 国保事業の安定的な運営に向けて 来賓として栃木県保健福祉部 国保医療課長田野邉一徳氏から 挨拶がありました。 田野邉氏は、国において継続 的に国保制度改革 が進められ ていることに触れ、「令和6年 度からは都道府県 国保運営方 針について県内に おける保険 料水準の平準化等 が必須記載 事項にされること となってい る」と述べました。また、骨太 の方針2022に ついても触 れ、「来年4月からオンライン 資格確認導入を原 則義務づけ ることが盛り込まれたほか、健 康保険証を来年秋 に原則廃止 し、マイナ保険証へ一本化する 方針が示されるなど国保を取 り巻く情勢は目ま ぐるしく変 化している」と話し研修会出席 者に対し、県内国保事業の健全 な運営推進に引き 続きの力添 えを求めました。 令和4年度 国民健康保険 運営協会委員研修会 10 19 23 ▲主催者挨拶をする 栃木県国民健康保険運営協議会長会 塚田 典功 会長 ▲来賓挨拶をする 栃木県保健福祉部 国保医療課 田野邉 一徳 課長 ▲主催者挨拶(代読)をする 栃木県国民健康保険団体連合会 小祝 章二 常務理事 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 32

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