栃木の国保 Vol.73 2023.3/SPRING

なるよう色やレイアウト等を工 夫したそうです 。「1人でも多 くの人に適切に手続きを行って もらえるよう、地道に広報して いかねばと考えています」と話 し、資格管理に積極的に取り組 む姿勢がうかがました。 収納率向上に向けて 続いて、税務課の小林主査に 税務課における取組について かがいました。 小林主査は「税務課では、滞 納額を少なくするため、住民課 から提供された資格者証・短期 証の情報を元に、納税相談と併 せて臨戸訪問時に国保離脱の手 続きを行っています」 と話します。 また、高額滞納者は来庁を促 し、現年度の課税状況を踏まえ た納付計画を一緒に作成し、自 主納付に繋げているそうです。 捜索の状況についてうかがう と、「職員数の都合もあり、積 極的に捜索を行うことは難しい 状況ではありましたが、今年度 については1件実施をしまた。 この捜索が糸口なり、本件 滞納整理に大きな進展があった と感じております」と話します。 役場内での仕事加え、自宅を 訪問しての国保離脱手続きの勧 奨や捜索など、職員の方の大変 な努力がうかがえました。 保険者努力支援制度評価指 標としての収納率向上対策 次に、保険者努力支援制度の 評価指標で特に力を入れている ことや課題についてうかがいま した。 山本主任主査は「いくつかあ る指標の中でも、芳賀町は収 納率向上対策に特に力を入れて います」と話します。資格者証 ・ 短期証交付世帯の方が、社保加 入の手続きや高額療養費の手続 きのために来庁した際にも税務 課へ連絡し、納税相談の機会を 確保するようにしているそうで す。また、滞納世帯の高額療養 費の支給については、国保税へ 充当していただくよう案内をし ているそうです。 納税相談の機会を設けても納 税に繋がらない方や、医療機関 等に受診したが納税ができな いという方への対応 が課題と なっていると話します。 町民の健康に対する 意識付け強化を目指す 次に、健康福祉課の田中課長 補佐兼係長と田邉主任主査に町 民への健康づくり支援の取組に ついてうかがいました。 芳賀町健康づくり 推進計画 (2期)において、健康寿命延 伸を基本目標に掲げ「生活習慣 病の発症や重症化の予防」「健 康を支える社会環境づくり」 「重 点領域における健康づくり」の 3つの基本方針のもと、施策を 展開してきましたが、なかなか 結果に結びつかない状況であっ たそうです。 個々の傾向に合わせた 個別勧奨通知の送付 続けて、特定健診受診率等向 上に向け、現在実施している取 組や今後の予定についてもうか がいました。 特定健診未受診者の受診傾向 等を分析の上、個々傾向合 わせた個別勧奨通知を送付した り、国保に切り替わる世代に向 けての勧奨を実施したりして、 特定健診新規受診者の掘り起こ しを行っているそうです。また、 健診の申し込み方法については、 従来の電話・窓口・webによ る申し込みに加え、今年度から はがきによる申込みを追加し たそうです。田中課長補佐兼係 長は、「非対面で自分の好きな タイミングに出せるはがきが現 在のニーズに適していたのか、 百数十件ほど反応があり、返信 はがき付受診勧奨大きな効果 があったと感じています」と話 します。 次年度は、受診結果をより自 ▲ 税務課 小林主査 ▲ 健康カレンダー(一部抜粋) ▲ 健康福祉課 田中課長補佐兼係長 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 12

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