栃木の国保 Vol.73 2023.3/SPRING

性を感じてもらうことが出来ました。また、 各グループの交流の場となるよう、活動状況 報告を行いながら、活動に対しての悩みや工 夫点を話し合っていただき、グループ運営の 参考にしていただきまし。 さらに、グループ参加者に 対し、年1回 「体力測定会」を実施し、自身の体力を経年 的に評価できる場とています。体力測定会 では、体成分分析装置による身体測定(身長、 体重、体脂肪率)の他、「握力」 、「膝進展筋 力(WBI)」 、「長座体前屈」、 「開閉眼片脚 立ち」を測定しています。記録を管理できる 個人ファイルを配付し、自身で しなが ら経年評価が出来る工夫をし ています。ま た、体力測定後、健康運動指導士との個別面 接を実施し、 結果の見方や衰えている筋 力に効果的な運動指導等を行い、健康管理に 役立てていただいています。 研修会や交流の機会は、メンバー個人、さ らにはグループの力量形成に なります。ま た、保健師が活動状況を見守ることが、住民 組織が自主的な活動になった後も、支援して いることを示すことにもなり、メンバーの安 心や継続への意欲にも繋がると思います。 ◆今後の取組について 運動を継続するコツは、「決まった時間に」 「誰かと一緒に」「励ましあいながら」続けて いくことだと思います。町事業 だけではカ バーできない健康づくりを、住民組織を醸成 すること、住民の主体性を引き出し、健康 づくりに繋げることが出来るのではないかと 感じています。 町民自らが「健康」について考え、保健師 と一体となっ築き上げた「自主運動グルー プ」が町民の努力により継続できていること を誇りに思い、引き続き地域に根差した活動 を支援していきたいと思います。 △ 体力測定会での個別面接の様子 △ 理学療法士による健康講話の様子 栃木県国民健康保険団体連合会「栃木の国保」 22

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